【5月30日】沖縄県営鉄道「転車台」遺構の一般公開について

更新日:2019年5月30日

沖縄県営鉄道「転車台」遺構の一般公開

 はいたい ぐすーよー ちゅーうがなびら。
 このたび、平成27年に旭橋再開発工事に伴い発見された、戦前の沖縄県営鉄道「転車台」遺構(いこう)の移設、保存工事が終了し、6月1日より、那覇バスターミナルに隣接する交通広場において、一般公開の運びとなりましたことを市民・県民の皆様にお知らせします。
 「転車台」は、大正3年に開業した沖縄県営鉄道の機関車を方向転換させる回転台であり、県内では唯一那覇駅に設置されていたと言われています。発見時は、沖縄戦でかなり破壊されていたものの、幸い形状や規模がわかる状態で残っており、今般、旭橋都市再開発株式会社様、沖縄都市モノレール株式会社様のご理解とご協力を得ながら、移設・保存が叶いましたことを大変嬉しく思っております。
 沖縄の鉄道・交通の歴史を物語るうえで大変貴重な文化財である「転車台」。遺構をご覧になり、「ケービン鉄道」と呼ばれ、人々から親しまれていた沖縄の鉄道が悠々と走る姿に思いを馳せていただけましたら、幸いでございます。
 「転車台」遺構が、戦前から今日(こんにち)を通して交通の要衝(ようしょう)である交通広場の「シンボル」となり、鉄道ファンをはじめ多くの皆様に親しまれることを願って、今後とも保存・活用に努めてまいりますので、ゆたさるぐとぅ うにげーさびら。
 いっぺー にふぇーでーびる。

配布資料