更新日:2019年10月2日
糸満盛成氏資料の展示公開
はいたい ぐすーよー ちゅーうがなびら。
本日は、今月4日(金)から28日(月)まで、那覇市歴史博物館に展示される「糸満盛成(いとまん せいせい)氏資料」について、市民の皆様にお知らせいたします。
本市首里桃原町ご出身の糸満盛成(いとまん せいせい)氏は、沖縄に戦火の足音が迫る1944年(昭和19年)、首里第二国民学校高等科1年生、当時13歳の時に、熊本に学童疎開されました。
疎開先には、ふるさと沖縄の家族や親族から、本市に壊滅的な被害を与えた10・10空襲の様子や、子どもたちの安否を気遣う多くの便りが寄せられており、他疎開先の友人から届いた手紙・ハガキとともに、現在まで大切に保管されていました。
今回、糸満様ご本人並びにご家族のご厚意により、戦時下における人々の生活や、疎開先における子どもたちの様子や不安な心情をうかがい知ることができる貴重な資料をお貸しいただけることになりました。
75年前の学童疎開や、戦禍の様子を語る資料を多くの皆様にご覧いただけることは、「平和を希求する想いを発信し、平和の尊さを受け継いでいくまちづくり」を目指す本市といたしましても、大変大きな意義があると思っております。
皆様には、ぜひ那覇市歴史博物館にお越しいただき、いま私たちが享受する平和の尊さをあらためて考える機会としていただきたいと思っております。ゆたさるぐとぅ うにげーさびら。
いっぺー にふぇーでーびる。