子どもの居場所づくり6 沖縄子育てライフサポートセンター

更新日:2019年3月18日

市政レポート

子どもの居場所づくり(6) 沖縄子育てライフサポートセンター

「お豆腐って、畑のお肉なんだ~」
「え~!?ヘチマを食べるのは沖縄だけ?」
 
土曜日のお昼時に始まる楽しいやり取り。汀良市営住宅1階にある汀良児童クラブの子ども食堂は、今日の食材について「知ること」から始まります。
 
育ち盛りの子どもたちは、食材のことを良く知ることで、食欲もさらにアップ!あっという間にお皿がカラっぽになり、「おかわりする人!おいで~」と声がかかると、長い列ができました。
 
そんな様子を優しい眼差しで見守る、沖縄子育てライフサポートセンターの金城博之さん。「駄菓子屋にポスターを貼ったり、近所の公園で遊ぶ子どもたちに声をかけたりして、いろんな場所で呼びかけてます。また、地域のみなさんが食材をくださるので、とても助かっています」と、地域に根差した活動が伺えます。
 
一方、同センターが運営する、城東小学校にある児童クラブ(学童)では、学童に入っていない小学1年生を対象に、年間保険料800円で宿題支援を行っています。
 
市内の学童に通うと、月額1万円前後の支出になるので、時間制限はありますが、宿題支援は経済的にも助かります。
 
「せんせー。わからないから、もー終わりたい」とあきらめモードの子も。学童スタッフが優しく寄り添うと、再び宿題に取り組む微笑ましい光景が見られ、子どもたちを包む温かな空気が感じられました。
 
「夜9時頃、子どもたちが眠い目をこすって宿題をしているという話を保護者から聞いたことがきっかけで宿題支援を始めました」と金城さん。限られた時間ですが自己肯定感を育んでもらいたいと話します。
 
早い時間に宿題が終わっているという安心感は、子どもたちには気づかないことかもしれませんが、集中して遊ぶことができ、健康的な睡眠にもつながり、満足感が高くなることで、自己肯定感を重ねていけるのかもしれません。
 
子どもたちの健全な成長だけでなく、忙しい保護者にとってもありがたいことですよね。
 
今後、これまで以上に地域と協力して子どもたちを支援していくと話す金城さん。すでに、地域を巻き込んだ新たな見守りの輪が広がっているそうです。これからも汀良町の活動にも注目です!
(広報担当・きりん)

写真さぁさぁ並んで~ おいしくいただきましょう

◆一般社団法人 沖縄子育てライフサポートセンター
活動地域:首里汀良町
子ども食堂:毎週土曜日 12時
(第4土曜日は近隣スーパーのクッキングスクールに参加)
宿題支援:毎週月曜日、水曜日、金曜日 14時45分~15時30分
保険(年間800円)要加入(夏休み期間はお休み)
 
[掲載日:平成28年8月16日]

お問合わせ先

「ボランティア団体等が実施する子どもの居場所運営事業」について
保護管理課(自立支援G)【電話】098-861-5193

関連情報

お問い合わせ

総務部 秘書広報課

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