【県外・海外にご旅行を予定されている市民の皆様へ】トコジラミに注意しましょう

更新日:2024年5月10日

トコジラミに注意しましょう

トコジラミは主に夜間に活動して人を吸血し、狭い隙間に潜んで見つけにくいため、旅行先、特に海外旅行からの帰国の際に持ち込むケースも多いと言われています。また、繁殖力が高いため、部屋から部屋へ急速に広がってしまいます。
最近では、殺虫剤に抵抗性を示すトコジラミも報告されており、素人では的確な駆除が難しいことに加え、生息範囲を拡大させてしまうこともあります。
発見したら早めに専門の防除業者に駆除を依頼しましょう。

トラジラミを自宅に持ちこまないための対策

トコジラミには人や物に付着して運ばれます。旅行先にトコジラミがいて荷物などに潜り込まれてしまうと、自宅まで持ち帰ってしまうことがあります。

宿泊施設の部屋に入ったら荷物はバスタブの中に置く

宿泊施設の部屋に入ったら荷物をバスタブの中に置くようにしましょう。バスタブの多くはツルツルした素材で作られており、トコジラミがいる確率が低いです。

帰宅後はすぐに衣類を洗濯して乾燥機にかける

衣類はトコジラミが付着しやすいため、帰宅後はすぐに洗濯をしましょう。洗濯をすることでほとんどのトコジラミが流れていきますが、乾燥機もかけると熱に弱いトコジラミを退治できます。

トコジラミとは

  • 成虫は体長5ミリ~8ミリ
  • 羽はなく、扁平・楕円形で赤褐色
  • 餌はヒトや動物の血液のみで、主に夜間(寝ているとき)に活動し、肌が露出しているところを吸血します
  • オスメスの成虫、幼虫ともに吸血し生活しています
  • 褐色の糞(血糞)をします

トコジラミの画像
トコジラミ (日本ペストコントロール協会提供)

トコジラミによる被害

  • 吸血される際に体内に唾液が注入され、それに対するアレルギー反応により皮疹やかゆみが生じます
  • 主に夜間の寝ているあいだに手足や首などから吸血され、繰り返し吸血されると激しいかゆみや発赤が生じます
  • 発生してしまったトコジラミは、駆除がとても難しく、時間と費用がかかって経済的な負担も大きくなります
  • 旅館やホテル、公衆浴場などの営業施設では風評被害が生じるおそれもあります

トコジラミの住み場所

  • ベッド木枠、マットレスの縫い目
  • 床と壁、壁と柱、壁と天井のすき間
  • たたみの縁、カーペットの縁
  • 家具の裏側や内側

トコジラミの見つけ方

  • 夜行性の昆虫で、昼間は暗くて狭いすき間に潜んでいます
  • トコジラミの潜み場所の周辺には、血糞(黒っぽいシミ)や卵、脱皮殻、死骸が見られることがあります

トコジラミの被害を防ぐには

早期に発見し駆除する

  • 日頃から部屋の掃除、整理整頓をこまめに行い、トコジラミの棲み場所などがないか注意しておきましょう

トコジラミを発見したら

トコジラミを発見した場合は、専門業者に駆除を依頼することをおすすめします。
殺虫剤に抵抗を持つトコジラミが報告されており、個人で駆除することが難しくなっています。
できる限り早期に発見・防除することが重要です。

    トコジラミに関する相談先

    住宅等の衛生害虫に関する相談について

    環境衛生課
    電話:098-951-1530

    宿泊施設等の衛生管理・許可等について

    那覇市保健所 生活衛生課
    電話:098-853-7963

    トコジラミのほか、ネズミ・衛生害虫等の駆除依頼について

    沖縄県ペストコントロール協会(ねずみ・衛生害虫防除の任意団体)
    電話:098-868-2289