飼い主のいない猫対策について

更新日:2024年2月8日

市役所には、飼い主のいない猫によるものと考えられる糞尿被害や鳴き声などに関する相談が数多く寄せられています。地域で飼い主のいない猫が増えると、様々な問題が引き起こされ、猫が嫌われ者になってしまうかもしれません。また、飼い主のいない猫の寿命は3~4年といわれており、増えてしまった猫の多くは、交通事故や感染症などで命を落とすことになります。
猫による地域の生活環境の悪化を防ぎ、これ以上不幸な猫を増やさないようにするためには、行政だけでなく、市民一人一人が意識をもって考えていくこと重要です。

飼い主のいない猫対策について

那覇市環境衛生課までご相談ください。状況を確認し、必要な対策等について助言を行います。
※猫の駆除を目的とした捕獲や引取りは行っていません。
                        那覇市環境衛生課 098-951-1530

猫対策に「クレゾール」を使用しないでください。

猫による被害の対策として、敷地等にクレゾールを散布する方が見られますが、クレゾールは散布後蒸発(揮発)したものを含めて人にとって有害であり、地域にお住まいの方に中毒等の重大な健康被害を及ぼす可能性があります
猫への対策にはクレゾールは使用せず、「那覇市人と猫との共生に関するガイドライン」等に沿った適切な方法で実施するようお願いいたします。
動物をみだりに傷つけるような方法での対策は動物虐待にあたる可能性があります。皆様のご理解とご協力をよろしくお願いいたします。

屋外にいる猫の一部は、行方不明となった元飼い猫や、放し飼いの猫の可能性もあります。猫の飼い主の方は次のことを心掛けるようにしてください。

  1. 猫の健康や安全の確保、近隣トラブル防止のため、屋内飼養するようにしましょう。屋内飼養の方法等については環境省パネル:『猫は室内で飼おう』(外部サイト)をご参照ください。

  2. 望まない繁殖を防ぐため、不妊去勢手術を受けさせるようにしましょう。

  3. 万が一逃げてしまった場合に備え、迷子札やマイクロチップを装着するようにしましょう。

  4. 猫の命に責任を持ち、最期まで看取りましょう。

外にいる猫にエサを与えると、その場所に猫が集まることで猫による被害が増えたり、集まった猫の間で子猫が生まれる可能性が高まります。「かわいいから」「かわいそうだから」という気持ちでエサやりだけを行うと、結果として不幸な猫を増やす手助けをしていることになりかねません。エサを与えているあなたには責任があります。エサやりについては地域の生活環境や猫の将来についてもよく考え、次のことを守るようにしましょう。

  1. あらかじめ地域の方々の理解を得るようにしましょう。許可なく他人の敷地等でエサやりをしてはいけません。

  2. 地域で猫が増えないように不妊去勢手術を行いましょう。

  3. エサを与えるときは、猫が食べ終わるまで見守り、食べ残し等の清掃をしましょう。エサを置いて立ち去る行為は周辺の生活環境を悪化させるだけでなく、見る人を不快にさせます。

  4. 猫の排泄物の清掃を毎日行いましょう。猫トイレを設置することも有効です。

飼い主のいない猫を減らすための活動の一つとして「TNR活動」があります。TNR活動とは飼い主のいない猫の繁殖を抑制し、将来的にその数を減らしていくことを目的に、捕獲(Trap)し、不妊去勢手術(Neuter)を施して元いた場所に戻す(Return)する活動の頭文字をとったものです。
那覇市では、この考えに基づき、「那覇市飼い主のいない猫の不妊去勢手術実施事業」を行っています。詳しくはこちらをご確認ください。

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環境部 環境衛生課

〒901-1105 沖縄県島尻郡南風原町字新川641(エコマール那覇 プラザ棟4階)

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ファクス:098-888-1076