カラス対策について

更新日:2024年2月22日

沖縄のカラスについて

近年、カラスが那覇市内でもよく見られるようになっています。もともと沖縄本島北部の森林等を主な生息地とする在来種「リュウキュウハシブトガラス」で、数年前から何らかの原因で生息域が南下してきています。


那覇市内で撮影されたカラスの親鳥と幼鳥


カラス対策について

カラスは野生鳥獣として鳥獣保護管理法により保護されており、「うるさいから」「ゴミを漁るから」というだけで、むやみに捕獲したり巣を撤去することは禁じられています。
一般的なカラス対策事例は次のとおりとなります。

(1)侵入対策

建物やベランダなどにカラスが侵入する場合は、怪我をさせないように追い払いをお願いします。また予防策としては、ホームセンター等で販売されているカラスを追い払うためのグッズや、CD等のキラキラと光るもの、物理的にガードする防鳥ネットなどを設置する対策があります。また、巣の材料になるようなハンガーやプラスチック類、餌となるような食べ物などを屋外やベランダに放置しないことも予防策の一つです。

(2)ごみ漁り対策

カラスは「目(視覚)」で食べ物を探しています。ごみ捨ての際は生ごみが見えないよう新聞紙や袋などに包んで、ごみ袋の中央に入れるようにしてください。
また、ごみ出しは必ず指定日当日の朝に出してください。

(3)威嚇・攻撃対策

通常カラスはこちらから刺激しない限りほとんど攻撃してくることはありませんが、ヒナ鳥や卵がある巣に人が近づくと威嚇される場合があります。特に4~6月はカラスの繁殖期となるので気を付けましょう。威嚇された場合はすぐにその場を離れてください。巣に近寄らないことが一番の対策ですが、万一攻撃してきたときは日傘を広げたり帽子を被って身を守ることが有効です。
また、施設等やその近くに巣を確認した場合、施設管理者(または所有者)の方は、できるだけ巣に人が近づかないような対策をお願いします。

(4)人馴れ対策

公園等でのハトやネコへの餌やりはカラスが来る原因になります。餌やり等がある事で、人のいる場所に餌がある事を学習します。カラスが人馴れして人の生活圏で営巣をするようになると他府県のようなカラス問題が生じる可能性があります。


那覇市内で撮影されたカラスの巣

(参考) 環境省パンフレット「都会のカラス」(外部サイト)

お問い合わせ

環境部 環境保全課 水質保全グループ

〒900-8585 沖縄県那覇市泉崎1丁目1番1号 市庁舎7階

電話:098-951-3229

ファクス:098-951-3230