夏本番/沖縄県よりハブ咬症注意報が発令されました

更新日:2025年5月14日

発令期間:令和7年5月1日~6月30日

 沖縄県には、猛毒を持つハブが生息しています。平成12年(2000年)以降、ハブ咬症による死亡者は、確認されていませんが、未だ住宅敷地内でのハブの目撃・咬症事故が報告されています。昨年度、市内のハブ捕獲数は134匹で、ハブによる咬症は幸いにもありませんでした。
 ハブ咬症注意報は、広く市民のみなさまに対し、ハブ咬症についての注意を喚起し、草刈り、餌となるネズミの駆除等の環境整備を呼びかけ、ハブが生息・侵入しにくい環境を整備することにより、ハブによる被害を未然に防止することを目的としています。

那覇市のハブ対策

※ハブトラップ(捕獲機)の設置
ハブを目撃した場合には、ハブトラップを設置し捕獲に努めます。
※ハブの棲みかとなる穴を塞ぐ(石づみ棟)
ハブの棲みかとなる穴を塞ぐ場合、セメントや砂、砂石などの原材料を支給しています。

※市ではハブに咬まれた方へ治療費の一部助成しています。

ハブ対策として

ハブが生息しにくい環境を整備することが重要です。

  • 敷地内の草刈り、廃棄等の不要な物があれば片付けて薄暗い場所や隠れ場所を無くす。
  • 餌となるネズミを駆除する。
  • 棲みかとなる穴(石づみ等)を塞ぐ。
  • ハブがいそうな草むら等に入って遊ばないようにする。
  • 夜暗い道を歩く場合には、懐中電灯を使用する。

ハブに咬まれたら

あわてずに、ハブかどうかを確かめます。
※(ハブなら牙のあとが2ヶ所あり、5分もしないうちに腫れてすごく痛みます。)
ハブだと分かったら、大声で助けを求め車で病院に連れて行ってもらいましょう。
※(走ると毒の回りが早くなるので、車がない場合は、ゆっくり歩いて行くようにしましょう)
病院に着くまで時間がかかる場合には、指が1本とおる程度にゆるく縛ります。また15分に1回はゆるめるようにしましょう。

ハブの生態について

ハブは夜行性で、高温に弱く直射日光下では短時間で死にます。
昼間は穴の中などに隠れ、薄暗くなってから活動を開始し、特に湿度が高く暖かい夜は活発に活動します。
 主に林や草地に生息します。棲みかと餌(ネズミ類)があればハブもいる可能性があります。
目撃は林や草地から50m以内に集中しています。

※写真は那覇市内で捕獲されたハブですが、はぶは個体・脱皮の状態によって色や模様が異なる場合があります。
※沖縄県内での咬症は例年秋に最も多く、次いで初夏に多くなります。

ハブについての誤解を解く

  • 沖縄に生息するヘビは冬眠しません。
  • 音が聴こえません。
  • アカマタがいるところにもハブはいます。
  • ジャンプできません。ハブから1.5m以上離れていれば、攻撃範囲外です。
  • ハブは、近づいても逃げない場合がありますが、人を追いかけません。
  • ハブは硫黄やホウセンカを嫌いません。

※ヘビの抜け殻を見つけた場合は環境衛生課へお問合せください。抜け殻からハブか他のヘビか特定できます。

お問い合わせ

ハブを見つけたとき:電話:110
ハブに咬まれたとき:電話:119
捕獲機の貸し出し:環境衛生課・電話:951-1530

お問い合わせ

環境部 環境衛生課 総務企画グループ

〒901-1105 沖縄県島尻郡南風原町字新川641(エコマール那覇 プラザ棟4階)

電話:098-951-1530

ファクス:098-888-1076