更新日:2019年3月18日
那覇市大気常時監視情報について
那覇市大気常時監視情報
市は、那覇局(那覇市保健所)と松尾局(琉球銀行松尾支店)に、大気汚染自動測定機を設置し、市内の大気環境を監視しています。
当ホームページでは、上記2局の測定結果(最新測定値)を公表しています。
那覇市大気常時監視情報(外部サイト)※速報値ですので、訂正されることがあります。
測定項目と環境基準
微小粒子状物質(PM2.5)など環境基準が設定されている以下の物質を測定対象としています。
物質 | 環境上の条件 | ||
---|---|---|---|
二酸化いおう (SO2) | 1時間値の1日平均値が0.04ppm以下であり、かつ、1時間値が0.1ppm以下であること。 | ||
一酸化炭素 (CO) | 1時間値の1日平均値が10ppm以下であり、かつ、1時間値の8時間平均値が20ppm以下であること。 | ||
浮遊粒子状物質 (NO2) | 1時間値の1日平均値が0.10mg/m3以下であり、かつ、1時間値が0.20mg/m3以下であること。 | ||
二酸化窒素 (NO2) | 1時間値の1日平均値が0.04ppmから0.06ppmまでのゾーン内又はそれ以下であること。 | ||
光化学オキシダント(OX) | 1時間値が0.06ppm以下であること。 |
物質 | 環境上の条件 |
---|---|
微小粒子状物質 (PM2.5) | 1年平均値が15μg/m3以下であり、かつ、1日平均値が35μg/m3以下であること。 |
※環境基準値は、人の健康を保護するうえで維持されることが望ましい基準値であり、超過した場合、直ちに健康への影響があるというわけではありません。
微小粒子状物質(PM2.5)について
PM2.5ってなに?
大気中に漂う粒子状物質のうち、粒径が2.5μm(マイクロメートル:100万分の1メートル)以下のものを言います。ボイラー、焼却炉等のばい煙を発生する施設(工場等)や自動車からの排出ガスが主な発生源です。
健康への影響は?
PM2.5は、とても小さい粒子のため、肺の奥まで入りやすく、肺がん、呼吸器系への影響に加え、循環器系への影響が懸念されています。
高濃度時の注意喚起
沖縄県はPM2.5が高濃度になった場合、次のいずれかにより判断し、テレビなどのマスコミや市町村の広報等を通して、県民に注意喚起を行います。
(1)早朝の判断基準
午前5時から午前7時までの1時間値の平均値が85μg/立方メートルを超えた場合。
(2)日中の判断基準
午前5時から正午までの1時間値の平均値が80μg/立方メートルを超えた場合
(注意喚起が実施された場合は・・・)
(1)不要不急の外出や屋外での激しい運動をできるだけ減らしましょう。
(2)室内の換気は必要最小限にしましょう。
(3)外出時には、マスクを着用しましょう。
(4)お体の弱い方は、体調の変化に気をつけましょう。
※呼吸器系や循環器系などの疾患がある方、子供、高齢者は、より影響を受けやすいと言われているため、体調の変化に注意して、行動してください。
光化学オキシダントについて
光化学オキシダントってなに?
自動車からの排気ガスや工場からの煙に含まれる窒素酸化物や炭化水素が、紫外線により光化学反応を起こして発生するオゾンなどの酸化力の強い物質のことを言います。沖縄県は、春頃(3月から6月の間)に最もオキシダント濃度が高くなる傾向があります。
健康への影響は?
オキシダントの濃度が高くなると、次のような症状が出る場合があります。
- 目がチカチカする、目が痛い、涙が出る
- のどが痛い、せきが出る、息苦しい
- 吐き気がする、頭痛がするなど
高濃度時の注意報について
光化学オキシダント濃度の1時間値が0.12ppm以上となり、気象条件からみて大気汚染の状態が継続すると認められるとき、沖縄県から「光化学オキシダント注意報」が発令されます。テレビなどのマスコミや市町村の広報等を通して、県民に周知します。
(注意報が発令された場合は・・・)
(1)屋外での激しい運動はひかえましょう
(2)眼疾患、呼吸器疾患などのある方やお体の弱い方は外出をひかえましょう
(3)風が入らないように窓を閉めると予防に効果的ですが、くれぐれも熱中症には気をつけましょう
(4)目やのどに痛みなどを感じたら、洗眼やうがいをおこないましょう
(5)重症の場合や症状が回復しない場合は、速やかに医師の診察を受けましょうオキシダントによると思われる体の不調があった場合は、お住まいの地域を管轄する保健所に報告しましょう
県内の大気情報
県内にある大気汚染自動測定機の測定結果(速報値)は、沖縄県大気常時監視情報や環境省の大気汚染物質広域監視システム「そらまめ君」で公表しています。