更新日:2024年4月30日
令和6年ハブ咬症注意報の発令について
ハブに注意
【発令期間】
令和6年5月1日 ~ 6月30日
多言語ポスター「沖縄県衛生環境研究所提供」(PDF:1,869KB)
市民のみなさまへ
沖縄県内には猛毒をもつハブが生息し、年間50人前後のハブ咬症患者が発生しております。
暖かくなるとハブの行動が活発になり、加えて農作業や行楽等で田畑や山野への出入りが多くなるこの時期にハブ咬症被害が多くなります。
ハブ咬症被害は、私たちの注意によって未然に防止することができます。 田畑や山野、草地等への出入りや夜間に歩行する際には十分に注意するよう心がけましょう。
ハブ咬症注意報は、広く市民のみなさまに対し、ハブ咬症についての注意を喚起するとともに草刈り、餌となるネズミの駆除等の環境整備を呼びかけ、ハブが生息、侵入しにくい環境を整えることにより、ハブによる被害を未然に防止することを目的としています。
市では、令和6年5月1日 から 6月30日 までの間、ハブ咬症注意報を発令し、市民や観光客のみなさんがハブ咬症被害にあわないように注意するよう広く呼びかけています。
もし、ハブに咬まれた場合は、落ち着いて次のように対処しましょう。
ハブを見つけたり、ハブにかまれたら、至急連絡してください。
ハブを見つけたら(今、目の前にハブがいたら)110番
ハブに咬まれたら 119番
1 まず、あわてずに、ハブかどうかを確かめます。
ヘビの種類が分からなくても、ハブなら牙のあとが普通2本(1本あるいは3、4本の時も)あり、数分で腫れてきてすごく痛みます。
2 大声で助けを呼び、すぐに医療機関へ受診しましょう。
走ると毒の回りが早くなるので、車で病院に運んでもらうか、ゆっくり歩いて行くようにしましょう。
3 病院まで時間がかかる場合は、包帯やネクタイなど、帯状の幅の広い布で、指が1本通る程度にゆるく縛ります。
血の流れを減らす程度にゆるく縛り、15分に1回はゆるめましょう。決して細いヒモなどで強く縛ってはいけません。
恐怖心から強く縛ると血流が止まり、逆効果になることもあります。
ハブにかまれたときの治療費の助成制度
1 ハブの咬症届けを行ってください。
2 治療費の自己負担分のうち1万円まで、市が助成します。
ハブ対策
ハブの生息地域の調査、ハブ捕獲器の貸出 ・ 設置等を行っています。
1 捕獲器(ハブトラップ)の設置
ハブを目撃したが逃がした場合には不安になります。
トラップの設置で 2、3ヵ月様子を見ることにしています。
2 ハブの棲みかとなる穴をふさぐ
ハブの棲みかとなる穴をふさぐセメントや砂、砕石などの原材料を支給しています。
那覇市内でよく見かける4種類のヘビ
ハブ(毒あり) | |
---|---|
| 標準1.3m 頭の形が三角形で黄色地に黒のかすりもよう。ネズミを食べるので、家の近くにも多い。生まれた時は、約40センチメートルであるが2mくらいまで大きくなり、子ハブでも毒の強さは変わりません。 |
ガラスヒバァ(弱毒) | |
| 標準0.8m 黒地に白い横じまとハン点がある。カエルを食べるので水辺に多い。 |
アカマタ(毒なし) | |
| 標準1.3m 赤と黒のしまもよう。トカゲ、ヘビ、小鳥、哺乳類などを食べる。 ※ハブと見まちがうことがある。 |
リュウキュウアオヘビ(毒なし) | |
| 標準0.8m 背中は緑色で腹は黄色。ミミズを食べる。 (別名 : オーナジャー、アオダイショウ) |
令和5年度 ハブ統計
相談 件数 | 目撃 | 捕獲(捕殺含む) | 緊急対応要請 | 抜け殻及び死骸 | 咬症 | その他 | 合計 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
49 | 46 | 0 | 11 | 1 | 14 | 121 |
4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 | 1月 | 2月 | 3月 | 合計 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
ハブ | 11 | 20 | 16 | 13 | 7 | 12 | 11 | 10 | 9 | 4 | 8 | 9 | 130 |
アカマタ | 3 | 3 | 2 | 2 | 0 | 2 | 9 | 2 | 1 | 0 | 1 | 2 | 27 |
その他 | 3 | 3 | 1 | 2 | 1 | 1 | 1 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 13 |
合計 | 17 | 26 | 19 | 17 | 8 | 15 | 21 | 13 | 10 | 4 | 9 | 11 | 170 |