更新日:2024年2月13日
A群溶血性レンサ球菌咽頭炎
A群溶血性レンサ球菌を病原体とする感染症で、潜伏期間は2-5日間です。どの年代でも感染の可能性がありますが、特に学童期における小児の感染が多いとされています。また、家庭や学校などでの集団感染も多く、冬季および春から初夏にかけて流行がピークになると言われています。
どのように感染するの?
飛沫感染、接触感染
どのような症状が出るの?
発熱、咽頭痛、全身倦怠感、苺状の舌(苺舌)などが主症状で、しばしば嘔吐を伴います。まれに重症化し、全身に発赤を伴う「猩紅熱」に移行することがあります。
どのように予防するの?
患者との濃厚接触を避け、手洗い、咳エチケットなどの感染対策を行うことが有効です。
どのように治療するの?
抗菌薬による治療を行います。
参考文献
・国立感染症研究所「A群溶血性レンサ球菌咽頭炎とは」(外部サイト)
・厚生労働省「A群溶血性レンサ球菌咽頭炎」(外部サイト)
・東京都感染症情報センター(外部サイト)
・東京都感染所マニュアル2018