更新日:2025年11月25日
インフルエンザ注意報を発令しました
那覇市内の定点医療機関(小児科:6、内科:4、合計:10)の報告より、最新週(第41週 令和7年10月6日~10月12日)の定点あたりのインフルエンザ報告数は11.40でした。
定点あたりのインフルエンザ報告数は、前週(第40週 9月29日~10月5日)の8.30から増加しています。
注意報レベルの基準値である10.0を超え、今後4週間以内の大きな流行の可能性があることから、本日付で「インフルエンザ注意報」を発令します。
手洗い、換気、咳エチケット等の基本的な感染対策をしましょう。
症状がある方はマスクの着用や安静にする等、周囲の方、とくに基礎疾患のある方や高齢者の方へ感染させない配慮をお願いします。
基礎疾患のない小児でも重症化するおそれがあるので、保護者の方は観察をお願いします。
令和7年10月16日【プレスリリース】インフルエンザ注意報(PDF:699KB)


- 那覇市における第41週のインフルエンザ型別内訳は、A型60人、B型4人、その他50人となっています。
- 年齢別にみると、5~14歳の割合が高くなっています。
※1 2025-2026年シーズンは2025年9月1日から2026年8月30日までです
インフルエンザとは
- インフルエンザは、インフルエンザウイルスに感染することによって起こる病気です。
- 38℃以上の発熱、頭痛、関節痛、筋肉痛、全身倦怠感等の症状が比較的急速に現れるのが特徴です。併せて普通の風邪と同じように、のどの痛み、鼻水、咳等の症状も見られます。
- 子どもではまれに急性脳症を、高齢者や免疫力の低下している方では細菌による肺炎を伴う等、重症になることがあります。
- インフルエンザは流行性があり、いったん流行が始まると、短期間に多くの人へ感染が拡がります。
感染症予防
- 食事の前や帰宅後には、必ず「手洗い」をしましょう。
- バランスよく栄養を摂取し、十分な睡眠をとりましょう。
- 「マスク」を着用しましょう。
- 3密を避けましょう。
・ 換気の悪い密閉空間、人が集まる密集場所、間近で会話する密接場面
- 室内の換気に気をつけ適切な湿度を保ちましょう。
- 予防にはインフルエンザワクチンの接種が有効です。
・ 現行のインフルエンザワクチンは、接種すればインフルエンザに絶対にかからない、というものではありません。しかし、インフルエンザの発病を予防することや、発病後の重症化や死亡を予防することに関しては、一定の効果があるとされています。
・ ワクチンの予防効果が期待できるのは接種後2週から5カ月程度と考えられています。
・ ワクチン接種回数は生後6カ月以上13歳未満:2回、13歳以上:1回(または2回)。
インフルエンザにかかってしまったら
- 安静にして休養をとりましょう。
- 感染を広げないために、会社や学校を休むようにしましょう。(※2)
- インフルエンザ発症前日から発症後3~7日間は鼻やのどからウイルスを排出するといわれています。そのためにウイルスを排出している間は、外出を控える必要があります。
- マスクを着用し、咳やくしゃみをする時は「咳エチケット」(※3)を守りましょう。
- 基礎疾患のある方や重症化の予兆(意識状態がおかしい、呼吸が速い・苦しい、症状が長引き悪化している)が出た場合は、速やかに医療機関を受診しましょう。
※2 学校保健安全法施行規則では、インフルエンザに罹患した場合、発症した後5日を経過し、かつ解熱した後2日(幼児にあっては3日)経過するまでは出席停止です。
※3 「咳エチケット」とは、咳やくしゃみが出ているときはできるだけ不織布製マスクを着用し、とっさの咳やくしゃみの際にマスクがない場合は、ティッシュや腕の内側などで口と鼻を覆い、顔を他の人に向けないこと等です。
感染症発生動向調査における把握
インフルエンザの流行状況については、感染症発生動向調査事業において那覇市内6医療機関(小児科:6、内科:4、合計10)の協力を得て、患者情報を週単位(月曜から日曜)で収集し、全国約3,800カ所の定点情報と併せて分析し、市民及び医療機関に情報を提供しています。
- 注意報レベル:定点あたり10.0以上
- 警報レベル:定点あたり30.0以上
- 警報終息レベル:定点あたり10.0未満
※ 警報・注意報について、国立健康危機管理研究機構より、「定点数の設計等が変更された2025年4月7日以降の患者サーベイランスに直ちに当てはめることはできない。なお、従前の警報・注意報をコミュニケーションとして使用することを妨げるものではない。(一部抜粋)」とされているため、那覇市保健所では従前とおり警報・注意報を行います。


