更新日:2025年7月17日
新型コロナウイルス感染症の患者数が増加しています
那覇市内の定点医療機関10ヵ所(小児科:6、内科:4)の報告より、最新週(第28週 令和7年7月7日~7月13日)の新型コロナウイルス感染症(以下、「新型コロナ」という)の定点あたりの報告数は15.30となりました。
新型コロナの定点あたりの報告数は、6月から増加しています。
今後、感染が流行する可能性がありますので、市民の皆さまへの注意喚起のため、プレスリリースをさせていただきます(※)。
「手洗い」「マスクの着用を含む咳エチケット」「換気」などの基本的な感染症予防を徹底してください。
特に、高齢者や基礎疾患のある方が感染すると重症化するリスクが高まります。通院や高齢者施設を訪問する時などは、感染予防として「マスクの着用」が効果的です。
帰省等で高齢の方と会う場合、大人数で集まる場合は、感染症予防を心がけ体調を整えるようにしましょう。
「うつらない」「うつさない」「(救急医療を)つぶさない」の合言葉で周知啓発します。
令和7年7月10日_【プレスリリース】新型コロナ患者数が増加~第27週の流行状況~(PDF:506KB)
那覇市における新型コロナの流行状況
- 那覇市における新型コロナ年代別にみると、60歳以上の高齢者の割合が多くなっています。
【参考】那覇市の感染症発生状況(週報等)
新型コロナウイルス感染症とは
新型コロナウイルス感染症は、急性呼吸器感染症で、潜伏期間は1~10日(通常2~4日)です。
主な症状は、発熱、咳、全身倦怠感等の風邪症状であり、頭痛、下痢、結膜炎、嗅覚障害、味覚障害等を伴う場合もあります。高齢者や基礎疾患のある方においては重症化するリスクがあります。
感染症予防
(1) 3密を避けましょう。
・換気の悪い密閉空間
・人が集まる密集場所
・間近で会話する密接場面
(2) 室内の換気を心がけましょう。
(3) マスクを着用し、咳やくしゃみをする時は、咳エチケットを守りましょう。(※1)
(4) 手洗い・手指消毒をしましょう。
(5) 新型コロナと診断されたら、感染を広げないために、会社や学校を休むようにしましょう。(※2)
(6) 新型コロナワクチンは、重症化・感染・発症を予防する効果が期待されています。
(※1)「咳エチケット」とは、咳やくしゃみが出ているときはできるだけ不織布製マスクを着用し、とっさの咳やくしゃみの際にマスクがない場合は、ティッシュや腕の内側などで口と鼻をおおい、顔を他の人に向けないこと
(※2)新型コロナの出席停止の期間の基準(学校保健安全法施行規則より)
「発症した後5日を経過し、かつ、症状が軽快した後1日を経過するまで」
家族が新型コロナウイルスに感染した時のポイント/厚生労働省(PDF:388KB)
症状が悪化したとき
症状がひどくなった場合は、かかりつけ医や診断を受けた医療機関に相談してください。
「息苦しい」「顔色が悪い」「もうろうとする」等、緊急の対応が必要と考えられる場合は、救急(119)に電話し、新型コロナウイルス感染症の診断をうけていることを伝えてください。
「救急車を呼んだ方がよいか」「今すぐ病院に行った方がよいか」など判断に迷ったときに、24時間体制で看護師が電話で聞き取りし、緊急性を判断します。
沖縄県では、休日・夜間(平日19:00~翌朝8:00 土日祝日24時間対応)の急な子どもの病気にどう対処したらよいのか、病院の診療を受けた方がよいのかなど判断に迷った時に、看護師・医師からアドバイスを受けられます。
救急要請の判断に迷われる場合は総務省消防庁のシステムをご利用ください。
新型コロナワクチン
予防接種は、感染しても発症を抑えたり、発症しても重症化することを防ぐ効果があり、接種することが望ましいとされています。体調や持病によっては薦められない場合もありますので、本人または保護者の方が医師ときちんと相談してから受けましょう。
罹患後症状(いわゆる後遺症)について
新型コロナウイルス感染症(COVID-19)にかかった後、ほとんどの方は時間経過とともに症状が改善します。
いまだ不明な点が多いですが、一部の方で長引く症状(罹患後症状,いわゆる後遺症)があることがわかってきました。 症状が改善せず続く場合には、かかりつけ医等や地域の医療機関に相談しましょう。
沖縄県「新型コロナウイルス感染症の罹患後症状(いわゆる後遺症)」(外部サイト)
厚生労働省「新型コロナウイルス感染症の罹患後症状(いわゆる後遺症)に関するQ&A」(外部サイト)
感染症発生動向調査における把握
新型コロナの感染症発生動向調査事業において那覇市内6医療機関(小児科:6、内科:4、合計10定点)の協力を得、患者情報を週単位(月曜から日曜)で収集し、全国約3,800カ所の定点情報と併せて分析し、市民及び医療機関に情報を提供しています。
(※)新型コロナの注意喚起について、現在、国から統一した基準がないため、本市では当面の間、令和7年4月6日まで使われていたインフルエンザの基準を参考にしています。
【参考】令和7年4月6日まで使われていたインフルエンザの警報・注意報レベルの基準値
- 注意報レベル:定点あたり10.0以上
- 警報レベル :定点あたり30.0以上
- 警報終息基準:定点あたり10.0未満
那覇市の流行状況等
最新の流行状況は下記からご確認ください。
那覇市の感染症の発生状況
過去の流行時の対応については、那覇市新型コロナウイルス感染症対応経過報告書をご参考ください。
2020年(令和2年)那覇市新型コロナウイルス感染症対応第一次経過報告書(PDF:2,647KB)
2024年(令和6年)那覇市新型コロナウイルス感染症対応経過報告書(PDF:2,794KB)
2024年(令和6年)資料編(1)那覇市保健所庁内健康危機管理メール(PDF:1,653KB)
高齢者等施設の方へ
医療機関の方へ
・感染症法に基づく医師の届出のお願い【新型コロナウイルス感染症(COVIDー19)】(外部サイト)
・厚生労働省 自治体・医療機関向け情報一覧(事務連絡等)(外部サイト)
・厚生労働省 医療機関向け情報(治療ガイドライン、臨床研究など)(外部サイト)