更新日：2019年3月18日
平成27年5月 市長メッセージ
「那覇市制施行94周年記念式典 式辞」
はいたい、ぐすーよー ちゅーうがなびら
那覇市制施行94周年を市民の皆様とともにお祝し、あわせて今日の県都・那覇市の発展に尽くされた多くの皆様に心から感謝を申し上げます
市制94年という長い歴史、そして戦後70年という節目の年を迎えるなか、多くの先人が知恵と経験を積み重ねながら幾多の困難な時代を乗り越えて、今日の那覇市の発展を築かれてきたことは皆様ご承知のとおりです。
私たちは、その先人の労苦に恥じることのないよう、沖縄県のフロントランナーとしての役割をしっかりと担い、県都として備えた「求心力」という財産を大切にして、「風格ある県都・那覇」の実現に邁進していかなければなりません。特に「地方創生」が叫ばれる中、地方が直面する構造的な問題に真正面から取り組み、若者が将来に夢や希望を持てる、魅力ある地方を創りあげていく必要があります。
那覇には、琉球王国時代の王府としての歴史の中で育まれてきた伝統や文化・歴史、そして共同体という絆によって培われてきた地域という「力」、そして各分野で活躍し、縁の下で市政を支える人という「力」があります。それぞれの「力」が幾重にも線で結ばれ、多くの交わりを生み出した時、「ひと つなぐ まち」という大きな面となり、さらに大きな力を発揮して、風格ある県都・那覇市として、さらなる高みに発展させるものと確信しています。
そのため、本市では「ひとがまちを創り、社会を創り、世界を創る。人材がすべてに共通する財産である。」という強い思いが込めて、『平和・こども・未来「ひと つなぐ まち」』というキャッチフレーズを掲げています。
人と人、人と地域、そして人と企業をつなぎ、「協働によるまちづくり」を大きな面へと紡ぐことで、これからの那覇市が、一層風格ある県都としての輝きが増します
市制施行94周年という記念すべき日を迎え、市民の皆様が、心も体も健康に、住み慣れた地域で元気に暮らせる「中核市・那覇市」を目指してまいります。そして、戦後70年を機に、さらに恒久平和への取り組みを進めてまいりますので、ゆたさるぐとぅ うにげーさびら。
結びに、本市のさらなる発展と市民の皆様のご繁栄を祈念し、式辞といたします。
いっぺー にふぇーでーびる。
平成27年5月
那覇市長 城間 幹子
