2月市長メッセージ

更新日:2019年3月18日

平成27年2月 市長メッセージ
「もっと自分自身のことを好きになろう!」
 
 はいたい ぐすーよー ちゅーうがなびら。
 市内の桜も見ごろを迎えるなか、どこからともなく吹く風に乗って新芽の香りも感じる季節となりました。そして、いよいよ球春到来!県内各地ではプロ野球キャンプが始まり、本市でも今月16日から5年連続でキャンプを行う読売ジャイアンツをお迎えする準備を進めていることころです。
 那覇キャンプ期間中は、セ・リーグのペナントレース4連覇を目指すとともに、昨年逃した日本一のタイトルを手にするため、練習試合やオープン戦を行いながら、連日厳しい練習を行うと伺っています。市民の皆様には、それぞれごひいきのチームもあるでしょうが、那覇でキャンプをする読売ジャイアンツにも熱い声援を送ってくださるようお願いいたします。
 かく言う私も野球を見るのが大好きで、球場のスタンドから選手たちの一挙手一投足に目を凝らし、そして声を枯らして応援したいと思います。
 さて、キャンプを拝見しますと、既に自分の形というものを体得しているベテラン選手は、技術的な面をひとつひとつ丁寧に確認して、公式戦に臨む体づくりをおこなっています。また、レギュラーの座を狙う若手選手は、監督やコーチの指導を仰ぎながら、必死になって自分の形というものを作り上げようと、試行錯誤を繰り返しながら技術向上に取り組んでいることが見て取れます。いずれにしてもトップ選手は、単に素質や才能が一般人より抜きんでているだけではなく、想像を超える厳しい練習を重ねていく忍耐力や自分自身の存在を認める自己肯定力を持っていることが伺えます。
 これはなにもプロ野球選手だから特別な才能というわけではなく、仕事でも学業でも、他人の言動に左右されにくく、自分自身でコントロールできる心構えとして、誰でも身につけることができる能力だと思っています。
 イチロー選手も「いま自分に出来ること。頑張れば出来そうなこと。そういうことを積み重ねていかないと、遠くの目標は近付いてこない。」や、「特別なことをするには、普段の自分でいられることが大事。」などの言葉を発信しています。
 私は、自分自身の存在を肯定的に捉えて、「今の自分の力をもっと伸ばせる!自分にはできる!」という強い思いを土台にしていくことが大切であり、自分自身を好きになることで、自分を信じる力が湧いてくるものだと思っています。そして、自分を信じきる力が宿れば、おのずと目指す目標に向かって努力し続ける忍耐力も培われていくものだと思います。その過程の中で小さな達成感に喜びを見出し、その繰り返しが、やがてより大きな達成感に繋がるものだと信じています。教育現場に30年余携わってきた私は、そういう強い思いを持ちながら、これからの那覇市の人材育成に取り組んでいきたいと思っています。
 皆さんは自分自身のことが好きですか?
 もっと自分の持っている力や可能性を信じて、自分自身のことを好きになってください!
 平成27年2月
 那覇市長 城間 幹子

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