更新日:2024年4月5日
ストップ!コンビニ受診
「コンビニ受診」とは…
「コンビニ受診」とは、「平日には仕事があるから」などの理由により、緊急性の低い患者が休日・夜間に救急外来を受診することです。
コンビニ受診の問題点
◎重症患者などの緊急性の高い患者の治療に支障をきたす可能性があります。
◎医師やスタッフの負担が大きく、離職につながるなど、救急医療体制を維持できなくなる恐れがあります。
コンビニ受診を抑制するために
- できるだけ診療時間内に受診しましょう
- 身近な「かかりつけ医」を持ちましょう
日頃の状態をよく知っている「かかりつけ医」であれば、ちょっとした体調の変化にも気づきやすく、病気の予防や早期発見、早期治療が可能となります。また、「かかりつけ医」がいれば、病気や症状、治療法などについて的確な診断やアドバイスをしてくれ、必要に応じて適切な医療機関を紹介してくれます。
- スマホアプリ「Q助」や小児救急電話相談「#8000」を活用しましょう
夜間や休日の時間外診療は重篤な急患のためにあります。救急車を呼ぶべきか、あるいは救急外来を受診するべきか、それとも様子を見るべきか、どう対処したらよいか判断に迷う場合、該当する症状及び症候を画面上で選択していくと、緊急度に応じた必要な対応が表示されるスマホアプリ「Q助(外部サイト)」の活用をご検討ください(Web版もあります)。
また、お子さんについては、「小児救急電話相談#8000」で症状に応じた対応等を直接、電話で相談することが可能です。
「上手な医療のかかり方.jp」のご案内
上手な医療のかかり方に関する情報を発信していくため、厚生労働省が公式ウェブサイトを開設しています。こちらについてもぜひ、ご覧ください。
厚生労働省「上手な医療のかかり方.jp(外部サイト)」
救急医療の適正利用へご協力を!
安全安心の市民生活を維持する上で欠かせない救急医療提供体制を守るため、医療従事者は日夜がんばっています。しかし、その努力だけでは限界があります。
令和6年4月より医師の働き方改革が始まりました。これまでと変わらず救急医療に対する負荷が高い状態が続けば、医療従事者の負担を軽減できないだけでなく、少子高齢化、担い手不足も相まって、将来的に365日24時間体制で提供されてきた沖縄の救急医療を維持することは難しくなります。
救急医療を守るため、私たち市民もその利用の仕方を考え、行動を変えていく必要があります。市民の皆様のご理解・ご協力をお願いします。