更新日:2019年3月18日
平成29年2月 市長メッセージ
「那覇・福州友好都市35周年」
はいたい ぐすーよー ちゅーうがなびら。
本市と中国福州市が友好都市を締結して35周年を迎えました。その節目を記念して、翁長俊英市議会議長をはじめ、久米三十六姓の子孫のみなさんや、「赤田のみるく」と路次楽を演じる首里赤田町自治会のみなさんなど、総勢50人の訪問団と共に1月10日から3日間、福州市を訪れました。
那覇と福州の交流は、琉球王国時代の1372年、つまり600年以上前から、琉球と中国を結ぶ交流の玄関口として深いつながりがあり、ともに栄えてきた歴史があります。そして、1981年の友好都市締結以来、学術、武術、スポーツなど様々な民間交流が育まれ、年月を重ねるごとに、その絆が強く確かなものとなっています。
今回の友好都市締結35周年式典では、長年にわたり那覇市が友好交流の歴史を紡いできたことが高く評価され、32万那覇市民を代表して、市長である私が福州市栄誉市民の称号をたまわりました。
さらに、歓迎祝賀会では福州市の皆様が温かく歓迎してくださり、訪問団一同、大きな感動を覚えるとともに、相互交流への思いを新たにしたところです。
また、現地で案内していただいた「琉球館」は、進貢使として海を渡った琉球人が宿泊した施設であり、1992年に新築されました。このたびリニューアルされて展示物が増え、日本語訳の解説が記されておりました。そして、1980年に福州市の文化財に指定された「琉球人墓」では、琉球の発展に貢献された多くの先人たちが眠る墓を前に、あらためて感謝の念を強くしたところです。
今後とも、両市が、末永い親善交流を継続できるよう、文化交流のみならず、経済交流においても連携していきたいと考えています。
平成29年2月
那覇市長 城間 幹子