更新日:2019年3月18日
平成29年6月 市長メッセージ
平和を考える
はいたい ぐすーよー ちゅーうがなびら。
6月23日は慰霊の日です。苦難の歴史を歩んできた沖縄県民が、先の大戦で犠牲となった先人の御霊を慰めるとともに、恒久平和の構築を誓うため、一番大切にしている日です。
平和の礎や県内各地の慰霊碑に、子どもたちと一緒に手を合わせる戦争体験者の姿を見るたび、「命どぅ宝」の思いを永遠に引き継いでいくという決意を強くいたします。
平和を求める心を育むうえで大切なことは、自分と他者との違いを排除するのではなく、互いの存在や考え方を認め合い、理解に努めることではないでしょうか。学校現場にいた頃にも、子どもたちに思いやりや、話し合いが争いを解決する一番の方法だと教えてきました。そして、私が掲げる市政運営の基本理念『平和・こども・未来「ひと つなぐ まち」』には、平和を希求し、創造する人材づくりの意味も込めています。
「武器を用いない琉球」の歴史を引き継ぐ私たちには、「寛容の心」という大樹のより所があります。この心を世界に広げていくことが世界平和へと繋がっていくと確信しています。
那覇市は「寛容」という言葉を大切にし、市民の皆様とともに「誰もが、自分の個性を発揮できる平和な社会」を創っていきたいと、心から願っています。
平成29年6月
那覇市長 城間 幹子