「空手・古武道のまち」宣言決議

更新日:2019年3月18日

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 「空手・古武道のまち」宣言決議
 
 沖縄空手は、沖縄古来の武術に中国より伝わった武術が混ざり、按司時代の戦いの武術として生まれ、沖縄の風土の中で独自の発展を遂げた武道である。武器を用いない武術であることから空手と表記されるようになったとも言われている。
 沖縄空手の源流は手(ティ)と呼ばれ、多くの流派の中でも那覇4町の「那覇手」、首里城下の「首里手」、泊村を中心とした「泊手」の三大手はすべて那覇にあり、「沖縄伝統空手発祥の地」であることの発信の役割はまさしく本市にしか担えないものである。
 世界の空手人口は、世界180カ国、6,000万人以上ともいわれ、国境や言語、宗教、人種等の壁を越えて多くの人に愛され、広く世界に普及している。沖縄の文化で世界中の隅々まで広がった文化は他にはなく琉球の歴史とともに今日まで継承発展してきた空手の魅力と素晴らしさは計り知れないものがある。
 空手には生命尊重の思想を根本理念とする「平和の武」があり、平和を前提として貿易立国で栄えた琉球、その理念と心意気を表した「万国津梁」の民にふさわしい世界平和に寄与する誇れる伝統文化といえる。
 また、沖縄の伝統古武道についても、空手と車の両輪であり、琉球王府時代より首里・那覇を中心に受け継がれ今日に至っている沖縄が誇る武術である。
 よって、本市議会は本市が「沖縄伝統空手・古武道」発祥の地であることを国内外に発信し、世界平和と人々の幸福に願いを込めて、ここに「空手・古武道のまち」那覇市を高らかに宣言する。
 
以上、決議する。
 
平成24年(2012年)6月18日
 
那覇市議会
 
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