ごみ処理手数料が一部増額改定になります

更新日:2019年9月3日

来る10月の消費税の引上げに伴い、那覇市の指定ごみ袋・各種処理券(以下、「指定袋等」という。)に係る手数料が一部増額改定になります。(手数料改定後の指定袋等の販売価格は、表「10月からの指定袋等の販売価格表」のとおりです。)

2019年10月からの指定袋等の販売価格表

手数料はどのように設定されているの?

本市は家庭ごみの減量化及び負担の公平化を図るため、平成14年度に家庭ごみ有料化(以下「有料化」という。)を導入しました。指定袋等の手数料原価は、(1)指定袋等の製造費用・(2)指定袋等の手数料徴収事務委託料(指定袋等の販売に係る費用)・(3)ごみ処理原価(有料ごみの収集運搬、那覇・南風原クリーンセンターでの処理費用)から構成されており、(1)・(2)については市民の全額負担、(3)について一定割合(ごみの排出量に応じた従量制)の負担となっています。

手数料改定の理由は?

今回の手数料改定においては、消費税の引上げ分を含め、手数料原価本体の積算を試算・検証を行いました。指定袋等の製造費用については、ここ数年間の実績額を踏まえ、ごみ処理に係る費用については、最低賃金の引き上げに伴う人件費の伸びなども含め、総合的に検討した結果、一部の手数料については増額が必要であると判断に至りました。指定ごみ袋の(小)・(特小)の規格の手数料は据え置きとなりますが、これは構成要素のうち指定袋等の販売に係る費用の積算の見直しにより、係る費用が減額となり、その他の要素の増額を相殺しているためです。
※1:ごみ処理原価と最低賃金の引き上げとの関係

ごみ処理原価と沖縄県の最低賃金の推移

※2:指定ごみ袋の手数料原価の改定前・改定後の積算内容については、下記の積算図を参照。

手数料改定を機に、改めてごみの減量化を!

家庭ごみ量及び那覇市の人口推移

グラフ2「家庭ごみ量(有料分)と那覇市の人口推移」は、有料化前年度(平成13年度)から平成30年度までの家庭ごみ(有料分)の排出量と那覇市の人口の推移を示したものです。有料化開始以降、人口がゆるやかに増加する中、市民の皆様の協力もあって、ごみの排出量は着実に減少してきました。前回の消費税率の引上げ時(平成26年4月)は、評価時点の平成24年度のごみの排出量が、有料化前年度実績と比較して、24%弱減となったことから、市民のごみ減量の実績を評価して、据え置いております。しかしながら、平成24年度以降は、ごみの量は横ばいで推移し、人口が平成28年度をピークに減少へと転じるなか、人口にあわせて減少とはならず、平成30年度は、大きく増加に転じています。
市では、これまでも「4R」によるごみ減量を呼びかけてきましたが、ごみ量が増加してしまった現状からは、市民一人ひとりが、今一度「4R」を意識した消費と排出抑制に取り組み、ごみを増やさないよう心がけることが重要であると考えています。

ごみ減量のポイントを改めて確認!

〇買い物する時から考えよう!
全国的な統計で、家庭から出るごみの2~3割を「容器・包装」が占めると言われています。これら「容器・包装」を減らす取り組みとして、レジ袋有料化やマイバック運動、詰め替え用品の普及が推進されてきました。買い物の際は、「ごみ」となるものを増やさないようマイバックを持参し、購入する商品も詰め替えて使えるものを選ぶなど工夫しましょう。
〇衣類・紙類は分別してリユース・リサイクル!
「もやすごみ」には、衣類や封筒・紙袋・紙製トレイなどの「雑がみ」が含まれていることがあります。衣服や「雑がみ」は、資源ごみとして分別して出すことでリユースまたはリサイクルされます。衣類などは廃棄する前に欲しい人に譲るなど、繰り返し使える方法も考えましょう。
〇スーパーマーケットの店頭回収を活用しましょう!
食品用トレイやペットボトルのキャップは、市の収集では「もやすごみ」としていますが、市内の多くのスーパーマーケットでは、回収ボックスを設けてこれらを回収し、販売店を通じたリサイクルを行っています。この店頭回収の仕組みを使って、「もやすごみ」から分別してリサイクルすることは、取り組みやすいごみ減量の方法です。
〇生ごみは捨てる前に「ひとりぼり」!
「生ごみ」は水分を多く含んでいます。「ギューッと」しぼってから出すことで、その重量を減らすことができます。

市では、ごみ減量の観点から家庭から出る生ごみを自家処理するために、電気式生ごみ処理機やコンポスター容器の購入を行う市民に対する購入奨励金の制度も設けています。

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