福州市との交流の歩み

更新日:2019年3月18日

中華人民共和国福建省福州市との交流の歩み

 本市と福州市は、14世紀から19世紀後期まで琉球と中国を結ぶ交流の拠点都市として栄え、特に福州市における琉球館や琉球人墓地の存在は、琉球と中国の緊密な交流の歴史を象徴するものです。
 本市としては、この歴史的な友好関係を掘り起こし、日中両国人民の新たな出発の礎とするため、1980年4月、福州市へ正式に友好都市締結の申し入れをし、翌1981年5月20日、那覇市において、福州市長一行を迎えての調印式を行いました。
 その後、学術、武術、スポーツ、文化、経済など様々な面で交流が活発に行われ、福州市から農業建設、土木技術、製パン技術、語学習得などを目的とする研修生を受け入れました。
 現在は、毎年両市の児童生徒が相互に訪問する「那覇・福州児童生徒交流祭」を行い交流を深めています。

福州市と那覇市の位置

 

西暦
(元号)

事項

1981年
(昭和56年)
  • 福州市長淤徳馨氏一行を迎えて、友好都市締結調印式(5月20日)を開催
  • 福州市長淤徳馨氏に那覇市国際親善名誉市民章を授与
  • 友好都市締結の答礼のため平良良松市長、島袋宗康市議会議長をはじめ沖縄県華道連盟からなる親善訪問団が福州市を訪問し、親善生け花展を開催
1982年
(昭和57年)
  • 友好都市締結1周年記念「中国福州市美術工芸品展」を開催
  • 那覇市経済訪中団を派遣し、福州市の経済・産業の視察を行う
1983年
(昭和58年)
  • 研修生交流事業事前調査団を受け入れる
  • 親泊康晴助役を団長に、沖縄伝統古武道保存会、沖縄県煎茶道協会からなる「那覇市友好親善訪中団」が福州市を訪問し友好を深める
  • 那覇市において「中国福州市児童書画展」を開催。同じく福州市においても「那覇市児童書画展」を開催。
1984年
(昭和59年)
  • 農業研修生を受け入れる(2名 3か月)
  • 福州市武術代表団を迎え入れ「中国・沖縄交流武術大会」を開催
1985年
(昭和60年)
  • 農業研終生を受け入れる(2名 3か月)
  • 市史編集委員からなる歴史調査団を派遣する
1986年
(昭和61年)
  • 福州市長洪永世氏一行を迎えて、友好都市締結5周年記念祝賀会を開催し、同市長に那覇市国際親善名誉市民章を授与
  • 友好都市締結5周年記念「中国福州市物産展」を開催
  • 親泊康晴市長、屋宣宗一市議会議長をはじめ、経済界代表、開南小学校吹奏楽部、一般市民からなる友好都市締結5周年記念「那覇市日中友好の翼」
     親善訪問団(100人)が福州市を訪問し、那覇・福州児童音楽会、経済懇談会を開催
  • 市史編集委員からなる歴史調査団を派遣
1987年
(昭和62年)
  • 福州市、ビン劇公演事前調査団を受け入れる
  • 交流窓口担当者を派遣し、交流事業の調整を行う
  • 福州市、劇友好訪問団(55人)を招いて、琉球と中国の交流を描いたビン劇「蔡婦人」の公演を行う
1988年
(昭和63年)
  • 福州市経済代表団を迎えて、福州市経済事情講演会を開催する
  • 沖縄県工業連合会、中国琉球館運営協議会と提携し、福州市の経済、産業視察を行う
  • 日本語研修生を受け入れる(遊暁東さん 9か月)
1989年
(平成元年)
  • 親泊康晴市長一行が福州市を訪問し、馬尾の福州経済技術開発区の視察を行う
  • 温附山福建省友好協会会長、明敏福州市副市長一行を親善訪問する
  • 日本語研修生を受け入れる
  • 製パン・ケーキ技術研修生(林章峰さん)を受け入れる
  • 福州園(仮称)建設に対する協力依頼のため、知念盛信建設部長一行福州市を訪問
  • 福州園(仮称)建設のための調査団を招聘
  • 福州市中学生バドミントンチームを招聘し、親善試合を開催
  • 日本女性会議’89に福州市女性代表を招聘
1990年
(平成2年)
  • 洪永世福州市長一行が福州園建設起工式出席のため来覇
  • 福州市研修生5名(張萍さん、毛剣峰さん、呉舟平さん、林章峰さん、陳杰さん)が、1年間の研修を終了し帰国
1991年
(平成3年)
  • 親泊康晴市長を団長とする「那覇市日中友好の翼」が福州市を訪問
  • 市制70周年式典に福州市から代表団来訪
  • 「中国・沖縄交流武術大会」を開催(受入)
  • 姉妹都市公衆電話ボックスを国際通りに設置
  • 東南アジア民俗芸能フェスティバルに福州市歌舞劇団が出演
1992年
(平成4年)
  • 那覇市に「福州園」が開園し、開園式に福州市人大副主任が出席
  • 福州市の「琉球館」が復元され、式典に那覇市代表団が出席
  • 中国大陸3000キロ踏査行に市職員5名派遣
  • 日中友好都市卓球カーニバルに参加
1993年
(平成5年)
  • 福州琉球館復元記念訪問団「那覇市日中友好の翼」が福州市を訪問
  • 福州市武術協会設立10周年記念「国際武術大会」に参加
  • 桂林市長の講演会を開催
1994年
(平成6年)
  • 福州市友好代表団が来訪
  • 福州市歌舞劇団員2人を招いて沖縄芝居「さらば福州琉球館」を公演
  • 沖縄県・福建省サミット出席のため金能籌福州市長来覇
  • 淤徳馨氏(友好都市締結時の市長で国際親善名誉市民)一行来覇
1995年
(平成7年)
  • 沖縄芝居「さらば福州琉球館」福州公演記念訪問団「那覇市日中友好の翼」が福州市を訪問
  • 親泊康晴那覇市長が福州市から名誉市民の称号を受ける
  • 那覇市にて、第1回那覇・福州児童生徒交流祭を開催
     福州市交流団25名を受け入れて交流
  • 沖縄県で「第2回世界のウチナーンチュ大会」が開催され、本市主催のイチャリバチョーデー交流パーティーに福州市代表団が出席
1996年
(平成8年)
  • 第4回中国・沖縄交流武術大会を那覇市で開催し、福建省空手関係者が来覇
  • 福州市にて第2回那覇・福州児童生徒交流祭を開催
     那覇市交流団16名(那覇市文化協会及び那覇市空手道協会から児童生徒9名・引率7名)を派遣
  • 友好都市提携15周年記念訪問団「那覇市日中友好の翼」が福州市を訪問
1997年
(平成9年)
  • 那覇市にて第3回那覇・福州児童生徒交流祭を開催
     福州市交流団25名を受け入れて交流
  • 福州市教育視察団一行(7名)来覇
1998年
(平成10年)
  • 福州市にて第4回那覇・福州児童生徒交流祭を開催(10月22日~27日)
     那覇市交流団15名(与儀小学校5名、真和志小学校5名、引率5名)を派遣
  • この年6月に歴史的大洪水があり、市民カンパ含む見舞金を携え、那覇市交流団が高翔(カウ シャン)副市長に贈呈
    見舞金1,050,000円
  • 高山助役と真栄里経済部長が福建・沖縄友好会館落成式出席のため福州市を訪問
1999年
(平成11年)
  • 那覇市にて第5回那覇・福州児童生徒交流祭を開催(10月12日~16日)
     福州市交流団19名(小・中・高校生13名、引率6名)を受け入れて交流
     那覇市受入校2校(城西小学校・首里中学校)
     交流団児童生徒13名は、城西小学校児童の家にホームステイ1泊
  • 福州市教育視察団一行10名(福州市内小・中学校校長)が来覇し、那覇市内の小・中学校を視察
     (11月23日~27日)
2000年
(平成12年)
  • 4月26日、福州市から4名の講師を招聘し、中国福州市・産業貿易投資説明会を開催
     主催:那覇市・福州市・那覇商工会議所・日本貿易振興会沖縄貿易情報センター
  • 福州市第2回海峡技術博覧会と商都上海の旅(5月28日~6月1日)
     団長・那覇市長(団員24名) 主催:那覇市・那覇商工会議所
  • 福州市にて、第6回那覇・福州児童生徒交流祭を開催(8月20日~27日)
     那覇市交流団26名(城西小学校児童6名・首里中学校生徒5名・引率5名)を派遣
  • 翁福琳福州市長一行が来覇。翁福琳市長に那覇市国際親善名誉市民章を授与し、記念植樹を行う
  • 福州市教育視察団来覇。神原小学校・安岡中学校を視察(11月28日~12月1日)
2001年
(平成13年)
  • 那覇市にて、第7回那覇・福州児童生徒交流祭を開催(10月9日~13日)
     福州市交流団19名(小・中・高生徒13名、引率6名)を受け入れて交流
     那覇市受入校(天妃小学校・上山中学校)
  • 第3回世界のウチナーンチュ大会参加のため福州市代表団7名来覇
  • 友好都市締結20周年記念訪問団「那覇市・福州市友好の翼」(翁長雄志市長を団長とする156名)が福州市を訪問
2002年
(平成14年)
  • 福州市にて第8回那覇・福州児童生徒交流祭を開催(8月12日~17日)
     那覇市交流団24名(天妃小児童5名・上山中生徒11名・引率8名)を派遣
2003年
(平成15年)
  • 那覇市にて第9回那覇・福州児童生徒交流祭を開催(9月29日~10月2日)
     福州市訪問団20名(児童生徒14名、引率6名)を受け入れて交流
     那覇市受入校(上山中学校・金城中学校・金城小学校)
  • 福州市代表団(何立峰団長、9名)来覇(11月14日~15日)
  • 第9回沖縄県中学校総合文化祭(12月13日~14日)において、絵画、書道など福州市中学生の作品26点が展示される
2004年
(平成16年)
  • 福州市にて第10回那覇・福州児童生徒交流祭を開催(10月12日~16日)
     那覇市交流団19名(金城小児童5名・金城中生徒5名・上山中生徒3名・引率6名)を派遣
  • 10月24日~27日に福州市で開催された第1回福建省友好都市大会に當銘助役を団長とする22名の代表団が参加
2005年
(平成17年)
  • 翁長雄志那覇市長が福州市から栄誉市民の称号を受ける。(1月13日)
  • 那覇市にて第11回那覇・福州児童生徒交流祭を開催(9月26日~29日)
     福州市交流団19名(児童生徒13名、引率6名)を受け入れて交流
     那覇市受入校(上山中学校・神原中学校・神原小学校)
  • 姉妹都市締結25周年事業調整のため福州市訪問団(張萍団長6名)が来覇(10月19日~21日)
2006年
(平成18年)
  • 福州市にて第12回那覇・福州児童生徒交流祭を開催(5月27日~31日)
     那覇市交流団19名(神原小児童5名・神原中生徒5名・上山中生徒3名・引率6名)を派遣
  • 友好都市締結25周年記念「那覇市・福州市友好の翼」10月22日~26日(4泊5日)
     翁長市長を団長に152名が福州市を訪問。
2007年
(平成19年)
  • 那覇市にて第13回那覇・福州児童生徒交流祭を開催(11月12日~15日)
     福州市交流団20名(児童生徒14名、引率6名)を受け入れて交流
     那覇市受入校(上山中学校・仲井真中学校・仲井真小学校)
2008年
(平成20年)
  • 福州市にて第14回那覇・福州児童生徒交流祭を開催(5月11日~14日)
     那覇市交流団18名(上山中生徒5名・仲井真中生徒5名・仲井真児童3名・引率5名)を派遣
2009年
(平成21年)
  • 那覇市にて第15回那覇・福州児童生徒交流祭を開催(10月26日~29日)
     福州市交流団20名(児童生徒15名、引率5名)を受け入れて交流 
     那覇市受入校(上山中学校・那覇中学校・若狭小学校)
2010年
(平成22年)
  • 福州市にて第16回那覇・福州児童生徒交流祭を開催(5月23日~27日)
     那覇市交流団18名(上山中生徒3名・那覇中生徒5名・若狭小児童5名・引率5名)を派遣
2011年
(平成23年)
  • 那覇市にて第17回那覇・福州児童生徒交流祭を開催(12月5日~8日)
     福州市交流団19名(児童生徒13名、引率6名)を受け入れて交流
     那覇市受入校(上山中学校・石嶺中学校・石嶺小学校)
  • 福州市友好都市提携30周年記念「那覇市・福州市友好の翼」が11月4日~8日(4泊5日)翁長市長を団長に福州市を親善訪問
     30周年を記念し、福州市にて「物産と観光展」を開催。
  • 福州市より訪問団(中国共産党福州市委員会常務委員他4人)来訪。福州園にて植樹式開催。
2012年
(平成24年)
  • 福州市にて第18回那覇・福州児童生徒交流祭を開催(11月12日~15日)
     那覇市交流団19名(上山中生徒4名・石嶺中生徒5名・石嶺小児童5名・引率5名)を派遣
  • 那覇市・福州市児童生徒交流祭シンポジウムを開催(2月17日)
2013年
(平成25年)
  • 那覇市にて第19回那覇・福州児童生徒交流祭を開催(9月23日~26日)
     福州市交流団19名(児童生徒14名、引率5名)を受け入れて交流
     那覇市受入校(上山中学校・城北中学校・城北小学校)
2014年
(平成26年)
  • 福州市にて第20回那覇・福州児童生徒交流祭を開催(5月10日~15日)
     那覇市交流団22名(上山中生徒5名・城北中生徒5名・城北小児童5名・引率7名)を派遣
2015年
(平成27年)
  • 福建・福州ウィーク(主催:福建省・沖縄県・沖縄県産業振興公社)に出席のため、福州市副市長を団長とする訪問団6名が那覇市を訪問(11月26日)
  • 那覇市にて第21回那覇・福州児童生徒交流祭を開催(11月28日~12月1日)
     福州市交流団19名(児童生徒14名、引率5名)を受け入れて交流
     那覇市受入校(古蔵小学校・古蔵中学校・上山中学校)
2016年
(平成28年)
  • 友好都市提携35周年事業の事前調査のため、琉球人墓園修繕技術交流団4名、琉球館修繕技術交流団5名が訪問。(3月21日~3月25日)
  • 福州市にて第22回那覇・福州児童生徒交流祭を開催(7月12日~16日)
     那覇市交流団22名(古蔵小児童4名・古蔵中生徒5名・上山中生徒4名・引率6名)を派遣
  • 友好都市締結35周年記念 福州市友好訪問団6名、武術交流団6名、無形文化遺産伝統工芸交流団8名 計20名が那覇市を訪問。
     福州園での記念植樹や福州の伝統工芸実演会の開催。
  • 福州市からの推薦により、「対華友好都市交流協力賞」(主催:中国人民対外友好協会)を受ける。知念覚副市長が中国重慶市で開催された表彰式に出席。
     (11月8日~11日)
2017年
(平成29年)
  • 友好都市提携35周年記念 城間幹子市長、翁長俊英市議会議長、市議会議員2名他7名の公式訪問団、久米崇聖会23名、赤田のみるくウンケー実行委員会18名が福州市を訪問。(1月10日~13日)。
     赤田のみるくウンケー実行委員会路次楽隊が琉球人墓園で演舞を奉納し、三坊七巷で公演を行う。
     城間市長が福州市から栄誉市民の称号を受ける。
  • 沖縄県と福建省との友好県省提携20年周年記念に関連して、福州市副市長を団長とする友好訪問団6名が那覇市を訪問される。
  • 那覇市にて第23回那覇・福州児童生徒交流祭を開催(10月18日~21日)
     福州市交流団21名(児童生徒15名、引率6名)を受け入れて交流
     那覇市受入校(小禄小学校・鏡原中学校・上山中学校)
2018年
(平成30年)
  • 那覇・福州児童生徒交流祭事業で交流団21名を派遣する(5月23日~5月27日)
2019年
(平成31年)
  • 那覇・福州児童生徒交流祭事業で交流団20名を受入れる(10月21日~10月24日)

  • 首里城消失を受けて、福州市長よりお見舞いの手紙が届く(11月)
2020年
(令和2年)
  • 新型コロナウィルスの感染拡大を受け、福州市からマスク2万枚が寄贈される。(4月)

2021年

(令和3年)
  • 友好都市提携40周年を記念して、両首長(城間幹子那覇市長、尤猛軍福州市長)が参加し、オンライン交流を行う。また、新たな友好校の締結式(天妃小-倉山小)も行うことで、両市の絆をさらに深める機会とし、一層の相互理解と友好発展を図る(5月)。
  • 那覇市の天妃小学校と福州市の倉山小学校の生徒がオンラインを通して両市の文化や生活などを発表し、交流を行う(11、12月)。
  • 那覇市制施行100周年記念及び那覇文化芸術劇場なはーと開館記念式典に呉賢徳福州市長がビデオメッセージにて挨拶を行う(10月)。

2022年

(令和4年)
  • 「2022年福州国際友好都市文化祭」に城間幹子市長がオンライン(ビデオメッセージ)にて参加し、挨拶を行う(6月)。

2023年

(令和5年)
  • 那覇市の天妃小学校と福州市の倉山小学校の生徒がオンラインを通して両市の文化や生活などを発表し、交流を行う(12月)。

お問い合わせ

総務部 平和交流・男女参画課 平和交流グループ

〒900-8585 沖縄県那覇市泉崎1丁目1番1号 市庁舎5階

電話:098-861-5195

ファクス:098-861-4092