危険ドラッグから身を守るために(更新)

更新日:2025年5月2日

「笑気麻酔」と称する、国内未承認の医薬品成分を含む危険ドラッグにご注意ください。

沖縄県内において、「笑気麻酔」と称し、国内未承認の医薬品成分「エトミデート」が含まれる危険ドラッグ(電子たばこで吸引できるリキッド状のもの)が乱用される事例が確認されています。

危険ドラッグは、使用がやめられなくなったり、死亡例を含む健康被害や異常行動を引き起こす場合があり、麻薬や覚せい剤と同様に、大変危険な薬物です。

また、健康被害のほか、傷害事件や交通事故等で他人を巻き込む事例も報告されています。

「笑気麻酔」と称する危険ドラッグは、「買わない、使わない、関わらない」ようご注意ください。

薬物等の使用が疑われる事案や、海外から持ち込まれる事案については、下記関係機関に通報するようにしてください。

○最寄りの警察署(24時間)
○沖縄県警察 薬物110番 098-862-1483(平日 8:30~17:15)
○九州厚生局沖縄麻薬取締支所 098-854-2584
○沖縄県保健医療介護部薬務生活衛生課 098-866-2055
○海外から持ち込まれる事案は、沖縄地区税関 密輸ダイヤル 0120-461-961(24時間)

令和7年5月1日報道発表資料(PDF:167KB)

大麻について

近年、大麻の乱用が拡大しており、平成30年以降の大麻事犯による検挙人数は、30歳未満が半数を超え、若い世代に広がっています。県内でも、中学生の大麻所持疑いによる逮捕や、『脱法』大麻を使用したり、大麻の類似成分を含む食品等を摂取した人が救急搬送される健康被害が出ているといった報道があります。

大麻の花や葉には「THC(テトラヒドロカンナビノール)」という脳に作用する成分が含まれており、乱用すると心身に様々な影響があります。大麻に関連する法律の改正により、THCやその類似成分は、麻薬及び向精神薬取締法による「麻薬」に指定されました。そのため、所持のほか、使用や譲り受け、譲り渡しについても罰則が規定されました。

また、大麻草の成熟した茎や種子のみから抽出・製造されるCBD(カンナビジオール)を含有する製品についても、ある一定濃度以上の「ΔーTHC」(デルタテトラヒドロカンナビノール)と呼ばれる成分を含む場合には、大麻由来か否かに関わらず、「麻薬」に該当することとなりました。(※1)。

海外でお土産として売られているチョコレートやクッキー、グミ、キャンディなどの中に大麻やその類似成分が含まれていることがあります。誤って口にして体調不良で救急搬送された事例も発生しているので十分に注意しましょう。

下記のリンク集は、大麻や危険ドラッグに関すること、大麻の加工品・大麻が含まれた食品への注意喚起、児童や学生向けの薬物乱用防止に関する啓発資料などが掲載されています。

ご自身、お子さん、あなたにとって大事な方を、薬物乱用から守るために、ぜひご確認ください。

大麻・危険ドラッグ関連リンク集

【厚生労働省 地方厚生局 麻薬取締部】※1
CBD(カンナビジオール)を含有する製品について
https://www.ncd.mhlw.go.jp/cbd.html(外部サイト)

【厚生労働省】
薬物乱用防止に関する情報(児童・学生・一般向け啓発資料あり)
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iyakuhin/yakubuturanyou/index.html(外部サイト)

【警視庁】
薬物乱用防止講座(元大麻乱用者の手記有)
https://www.keishicho.metro.tokyo.lg.jp/kurashi/drug/drug/taima_boshi.html(外部サイト)

【神奈川県衛生研究所】
大麻の基本的な知識と大麻由来製品の注意点について
https://www.pref.kanagawa.jp/sys/eiken/005_databox/0504_jouhou/0601_eiken_news/files/eiken_news216.htm(外部サイト)

お問い合わせ

健康部 生活衛生課 医務薬務・生活衛生グループ

〒902-0076 沖縄県那覇市与儀1丁目3番21号

電話:098-853-7963

ファクス:098-853-7965