更新日:2024年2月21日
那覇市コンビニAEDステーション設置事業について
那覇市コンビニAEDステーション設置事業について(令和6年2月5日更新)
この事業は、沖縄振興特別推進交付金を活用し、那覇市内のコンビニにAEDを設置し、重篤な患者が発生した場合、その場に居合わせた方に貸し出しする事業です。
制度の目的
1) 那覇市において、2023年中救急出場件数が23,701件を記録し、救急車到着時間の遅延が懸念され、観光客、県民、市民のサービス低下が予測されます。
2) 救急車到着の遅延が懸念される中、AEDが必要な傷病者が発生した場合、バイスタンダー(その場に居合わせた方)による救命処置が重要となってきますが、多くのAEDは、公共施設や民間事業所に設置されており、夜間及び休日は施設が施錠され利用できない状況となっております。
3) そこで市内のコンビニエンスストアにAEDを設置することで、地域住民はもちろん観光客でも緊急事態発生時に救急車が到着するまでAEDを使用した救命処置が行える体制をつくり、観光立県として観光客、市民等が安心安全に過ごせる体制を整備することを目的としています。
持ち出し実績
合計:66件(R6.2.5時点)
社会復帰事案:3件
設定の概要
1) 那覇市では、市内で重篤な傷病者が発生した場合に、救急車が到着するまで、バイスタンダー(その場に居合わせた方)が救命を目的としてAED(自動対外式除細動器)を利用しやすい体制を整備するため、平成25年3月1日から市内のコンビニエンスストアへAEDを設置する「那覇市コンビニAEDステーション設置事業」を開始しました。
2) この事業でAEDを設置する店舗は、AEDの設置場所提供と受け渡し業務のみで、実際にAEDを使用するのは、借用に来たバイスタンダー(その場に居合わせた方)です。
※応急セット・・・ポケットマスク、三角巾、包帯、ガーゼ、絆創膏、タオル、ハサミ、プラスチック手袋、マスク、体温計など
AEDとは
心臓が突然止まるのは、心臓がブルブルと細かくふるえる「心室細動」によって生じることが少なくありません。この場合には、できるだけ早く心臓に電気ショックを与え、心臓のふるえを取り除くこと(これを「除細動」といいます)がとても重要です。AED(=自動体外式除細動器)とは、この電気ショックを行うための機器です。コンピューターによって自動的に心室細動かどうかを調べ、電気ショックが必要かどうかを決定し、音声メッセージで電気ショックを指示してくれますので、一般の人でも簡単で確実に操作することができます。心室細動になってから電気ショックを行うまでの時間が遅れるごとに、生存退院のチャンスが低下することが知られています。市民により目撃された心停止のうち、救急隊が到着するまで電気ショックが実施されなかった場合の社会復帰率は17.9%でしたが、救急隊が到着するまでの間に市民が電気ショックを行った場合は、約2倍の38.2%でした。このことからも、傷病者の命を救うために早い除細動が有効であることがわかります。
※AEDを使用して頂くのは市民の皆様です。
この事業で設置して頂く店舗側は、あくまでもAEDの受け渡しのみで、実際にAEDを使用して頂くのは、バイスタンダー(その場に居合わせた方)です。
例)重篤な患者が発生!・・・救急車が到着するまで
1.119番通報
(1)心肺蘇生法を実施してください。
(2)AEDありますか?
(3)ないなら、コンビニにあるAEDを!
2.コンビニに取りに行く
(1)あっ近所にコンビニあった!
(2)よし、おれが取ってくる!
3.AED受け渡し
(1)AEDを貸してください。
(2)ハイ!どうぞ。
4.救命処置
(1)心臓マッサージ「1、2、3・・・」
(2)「ショックが必要です。」
応急手当の基礎知識
私たちは、いつ、どこで、突然のケガや病気におそわれるか予測できません。ケガや病気の中には、脳卒中のように意識がなくなって呼吸が止まってしまうものや、プールで溺れたり、喉にお餅を詰まらせたときのように、呼吸ができなくなって心臓が止まってしまうもの、心筋梗塞や不整脈のように心臓が止まってしまうもの、大ケガをして大出血でショックになり心臓が止まってしまうものなど、特に重篤なものなどがありますが、このようなときには、救急車がくるまで何らかの処置をしないと命は助かりません。このときに役立つ応急手当の方法を、特に救命手当といいます。
救命手当とは、ケガや病気により、傷病者が突然に意識障害、呼吸停止、心肺停止などの状態になったときや、大出血により生命の危機に陥ったときに行われる応急手当をいいます。救命手当には、心肺蘇生法と止血法とがあります。
応急処置マニュアル
応急手当の基礎知識
- 私たちは、いつ、どこで、突然のケガや病気におそわれるか予測できません。ケガや病気の中には、脳卒中のように意識がなくなって呼吸が止まってしまうものや、プールで溺れたり、喉にお餅を詰まらせたときのように、呼吸ができなくなって心臓が止まってしまうもの、心筋梗塞や不整脈のように心臓が止まってしまうもの、大ケガをして大出血でショックになり心臓が止まってしまうものなど、特に重篤なものなどがありますが、このようなときには、救急車がくるまで何らかの処置をしないと命は助かりません。このときに役立つ応急手当の方法を、特に救命手当といいます。
- 救命手当とは、ケガや病気により、傷病者が突然に意識障害、呼吸停止、心肺停止などの状態になったときや、大出血により生命の危機に陥ったときに行われる応急手当をいいます。救命手当には、心肺蘇生法と止血法とがあります。
応急手当講習のご案内
市民の皆様におかれましては、「もしも」のときに慌てずAEDを使用できるよう、是非とも消防本部が実施しているAEDの取扱いも含む応急手当講習の受講をお願いいたします。
>応急手当講習のご案内
AEDの操作方法
「那覇市コンビニAEDステーション設置事業」で各店舗に設置される機種は、日本光電製のAED-2150です。
※写真は成人・小児兼用です。
- AED操作方法(日本語)
- AED操作方法(English)
使用したAEDの返却について
各店舗で借受けましたAEDの返却は、現場に到着しました救急隊へ返却をお願いします。
※救急隊にAEDを引き渡すまでは、AEDの電源を切ったり、電極パッドを剥がさないでください。
最後に・・・
救命に必要なもの
- 迅速に救命の連鎖を開始 途切れることなくつなぐこと
- 助けたいと願う熱意
- ほんの少しの勇気・・・です。