更新日:2021年5月12日
こころのケア
新型コロナウイルス感染症の影響を受け、外出が自粛されたり、働き方や学び方の変化など、私たちの生活が大きく変化しています。それに加え、先の見えない不安や緊張など、日々ストレスを感じている方も多いかと思います。 そこで、ストレスによる変調への気づきやストレスケアといったこころのケアについて、情報をまとめました。
【”こころの変調(ストレスサイン)”への気づき】
こころの変調は、気分や行動、体の症状となって表われます。これは、ストレスがかかった時の反応で、誰にでも起こりうることです。ただ、この変調を放っておくと、ストレス性の疾患(うつ病、心身症)へと移行することもあります。 そのため、変調に早めに気づき、対処していくことが大切です。また、ご自身では気づかないこともあるので、周囲の方が声をかけることも大切です。
気分の変調 | 行動の変調 | 体の変調 |
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悲しみ・憂うつ感 不安感・イライラ感・緊張感 無力感・やる気が出ない 気分の高ぶり 怒り・憤り | 消極的になる・周囲との交流をさける 飲酒量・タバコの量が増える 身だしなみがだらしなくなる 集中力の低下・作業効率の低下 業務への過度な没頭 | 食欲がなくなる、やせてきた 寝つきが悪い、朝早く目覚める 動悸がする・血圧が上がる 手や足の裏に汗をかく 立ちくらみ 呼吸困難 消化器症状(吐き気・下痢・便秘など) |
こころの変調は、ストレスの原因となる出来事が複数重なった場合や、長期間続いた場合などに表われることがあります。ご自身に、どのような出来事が起こったのかを気づくことも大切です。
生活上の出来事 | 職場での出来事 |
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自分や家族の誰かが病気・ケガ・災害などの被災体験をした |
仕事での失敗やミスがあり、責任を問われた |
お酒の量が増えてきた方はこちら→ 今のあなたの飲酒習慣チェック!(外部サイト)
パートナーからの暴言・暴力に不安を感じたら、ひとりで悩まずに相談してください→DV相談ナビ(PDF:2,268KB)
ストレスケアについて
ストレスにより変調があることに気づいたら。
ストレスケアを実践しましょう。
まずは気持ちが動揺したり、気力がないときは、焦らずひと休みしましょう。こうした時には、軽い運動、アロマや音楽など、五感を刺激する方法が役に立ちます。
気力が出てきたら、問題に向き合い、ひとつずつ解決していきましょう。また一人で抱え込まず、信頼できる人に相談する方法もよいでしょう。
またストレスへの感じ方や考え方を切り替える方法もストレスケアのひとつです。
COVID-19流行によるストレス対処(WHO)
ストレスによる変調への気づきやストレスケアといったこころのケアについて、関連サイトへはこちら。
新型コロナウイルス感染拡大防止のために自宅で過ごす方に向けたメンタルヘルス情報サイトです。東京大学大学院医学系研究科精神保健学分野が運営のサイトです。
子どもたちにどのような反応が出てくるのか、大人がどう子どもたちと向き合い、どのような距離を取ればいいのか、国立成育医療研究センター(こころの診療部リエゾン診療科のスタッフがまとめ)のサイトです。親子でできるストレス対処やお子さんの成長に応じたケアなど掲載されています。
働く人のメンタルヘルスポータルサイトより、新型コロナウイルス感染症対策(こころのケア)として、各種相談窓口や生活関連情報などをご紹介しています。
[那覇市保健所のこころの健康に関する相談]
那覇市保健所では、不眠、気分の落ち込み、神経過敏、こころの病気、お酒の問題など様々な『こころの健康』に関する相談を行っています。
那覇市にお住まいの方が対象になります。