更新日:2025年3月21日
麻しん
厚生労働省より、「麻しんの国内外での報告数増加に伴う注意喚起について(協力依頼)」の事務連絡が発出されております。
麻しんについては、現在、海外における流行が報告されています。特に、ベトナムをはじめとする諸外国を推定感染地域とする輸入事例の報告が増加しており、今後、輸入事例の更なる増加や、国内における感染伝播事例が増加することが懸念されます。
帰国後に発熱や発疹等の症状がある方は、医療機関に渡航先、滞在期間、ワクチン接種歴などを伝えた上で、医療機関の指示に従い、速やかに受診してください。
【厚生労働省】麻しんの国内外での報告数増加に伴う注意喚起について(協力依頼)(令和7年3月19日)(PDF:210KB)
【別添】麻しんリーフレット(2025年版・出国前)(PDF:518KB)
【別添】麻しんリーフレット(2025年版・出国後)(PDF:518KB)
海外渡航者の方へ
(1)海外渡航前の注意事項
・ ウェブサイト等を参考に、渡航先の麻しんの流行状況を確認すること。
・ 母子保健手帳などを確認し、過去の麻しんに対する予防接種歴、り患歴を確認すること。
・ 過去2回接種した記録がない場合は、渡航前に予防接種を受けることを検討すること。
・ 麻しんのり患歴やワクチン接種歴が不明な場合は、抗体検査を受けることを検討すること。
(2)麻しんの流行がみられる地域に渡航後の注意事項
・ 渡航後、帰国後2週間程度は麻しん発症の可能性も考慮して健康状態に注意すること。
・ 発熱や咳そう、鼻水、眼の充血、全身の発しん等の症状が見られた場合は、医療機関に受診すること。また受診時には、医療機関に麻しんの可能性について伝達すること。
・ 医療機関に受診する際には、医療機関の指示に従うとともに、可能な限り公共交通機関を用いることなく受診すること。
麻しん(はしか)を疑われた方へ
麻しん(はしか)は非常に他の人にうつりやすく、遠くにいる人にもうつることがあります。うつると、まれに肺炎、髄膜炎、脳炎などの重症となる場合もあります。麻しん(はしか)を疑われた場合には、以下のような対応のご協力をお願いいたします。
1.医師の指示に従って、必要な検査を受けてください。
2.麻しん(はしか)が否定されるまでは自宅待機、外出自粛をお願いします。
3.麻しん(はしか)であれば発熱の1日前からうつる可能性があります。熱が出た 1 日前 から接触した方に出来るだけ連絡し、予防接種の未接種には緊急の予防接種ができること、症状が出現した際は病院へ電話で連絡してから、他の患者へうつさないように受診すること等をお伝えください。詳しくは「はしか(麻しん)を疑われた患者様へ」をご覧ください。
4.麻しん(はしか)と診断された場合、保健所から電話にて聞き取り調査をすることがあります。電話にはいつでも出られるようお願いいたします。聞き取り調査では、症状や、同居者(家族)情報、麻疹発症から7~21日前(特に7日~14日前)の主な外出場所や訪問先等について確認いたしますので、事前に下記調査票を確認し、記録を残しておく等スムーズな調査へのご協力をお願いいたします。
麻しん(疑い例)調査票(那覇市保健所)(PDF:167KB)