更新日:2024年8月30日
警報・注意報のねらい
感染症発生動向調査における定点把握感染症のうち、公衆衛生上その流行の早期把握が必要な疾患について、都道府県では科学的根拠や人口の条件などに基づいて、流行の拡大阻止対策などのため、警報・注意報の基準を定めています。
警報レベル
大きな流行が発生または継続しつつあると疑われることを指します。
注意報レベル
流行の発生前であれば今後 4 週間以内に大きな流行が発生する可能性が高いこと、流行の発生後 であれば流行が継続していると疑われることを指します。
基準値
警報レベルは 1 週間の定点当たり報告数がある基準値(開始基準値)以上で開始し、別の基準値(終息基準値)未満で終息します。
注意報レベルは 1 週間の定点当たり報告数がある基準値以上の場合です。
那覇市では、この基準値にそって、注意喚起等を実施しています。
疾病 | 警報レベル | 注意報レベル | |
---|---|---|---|
開始基準値 | 終息基準値 | 基準値 | |
インフルエンザ | 30.0 | 10.0 | 10.0 |
咽頭結膜熱 | 3.0 | 1.0 | ― |
A群溶血性レンサ球菌咽頭炎 | 8.0 | 4.0 | ― |
感染性胃腸炎 | 20.0 | 12.0 | ― |
水痘 | 2.0 | 1.0 | 1.0 |
手足口病 | 5.0 | 2.0 | ― |
伝染性紅斑 | 2.0 | 1.0 | ― |
ヘルパンギーナ | 6.0 | 2.0 | ― |
流行性耳下腺炎 | 6.0 | 2.0 | 3.0 |
急性出血性結膜炎 | 1.0 | 0.1 | ― |
流行性角結膜炎 | 8.0 | 4.0 | ― |
※基準値はすべて定点当たりの報告数です。注意報の「-」は対象としないことを意味します。