更新日:2021年12月9日
「死亡した野鳥をみつけたら」市民の皆様へのお願い
今般、中国において、鳥インフルエンザウイルス(H7N9亜型)の人への感染・死亡事例が継続して確認されています。中国農業省は、市場で販売されている鶏、ハト、ウズラ等からウイルスを確認したと発表しています。今のところ人への感染経路は不明であり調査が進められているところですが、野鳥でのウイルス検出は報告されていません。
当該ウイルスは、遺伝子解析から鳥類には低病原性であると報告されています。当該ウイルスの中国の野鳥での保有状況については、現在のところ不明ですが、一般に鳥インフルエンザウイルスを保有するといわれるカモ類は、今の時期、中国から日本に渡ってくる可能性は低いと考えられています。(環境省自然環境局野生生物課)
このような状況から、環境省自然環境局野生生物課では、下記のように野鳥との接し方を示し、冷静な対応を呼びかけています。
市民の皆様のご協力をお願いいたします。
(野鳥との接し方について)
- 死亡した野鳥など野生動物は、素手で触らないでください。また、同じ場所でたくさんの野鳥などが死亡していたら、都道府県や市町村役場にご連絡ください。
- 死亡した野鳥など野生動物の死亡個体を片付ける際には、素手で直接触らず、使い捨て手袋等を使用してください。
- 日常生活において野鳥など野生生物の排泄物等に触れた後は、手洗いとうがいをしていただければ、過度に心配する必要はありません。
- 野鳥の糞が靴の裏や車両に付くことにより、鳥インフルエンザウイルスが他の地域へ運ばれるおそれがありますので、野鳥に近すぎないようにしてください。
特に靴で糞を踏まないよう注意してください。
- 不必要に野鳥を追い立てたり、つかまえようとするのは避けてください。