更新日:2024年2月9日
那覇市内における状況
グリーンアノールは、外来生物法により「特定外来生物」に指定されるなど早急な対策が求められており、飼育や移動などの行為が厳しく規制されています。
市内の小禄金城地区では、令和元年より沖縄県が継続的な捕獲作業を実施してきました。
令和4年度には、末吉公園及び漫湖公園などで多数の捕獲があり、公園に隣接する住宅地等において繁殖・増加したグリーンアノールの流入も懸念されています。
(参考)チラシ(沖縄県自然保護課より提供)(PDF:1,109KB)
(画像出典:「沖縄県外来種対策行動計画に基づくグリーンアノール防除計画(令和2年)」より)
特徴と生態及び影響
体長は12~20センチメートル程度、目の周りが青く、オスは赤いのど袋(デュラップ)があり周りの色に合わせ体色を黄緑から茶色に変化させることが出来ます。
グリーンアノールは、昼行性で日当たりのよい場所で昆虫類を捕食し生息しています。繁殖・増加により在来のトカゲ類の減少や希少昆虫類の捕食など生態系への影響が懸念されています。
※実際に小笠原諸島では、希少昆虫類が絶滅した例があります。
拡散防止対策について
ご自宅や事業所周辺でグリーンアノールの生息を確認し、敷地内へのトラップの設置にご協力いただける方は、沖縄県自然保護課(098-866-2243)へご連絡お願いいたします。
また、生息域から車等で移動する際には屋根等にグリーンアノールがいないか注意してください。
指定状況
グリーンアノールは、環境省の「特定外来生物」および「緊急対策外来種」に指定されています。また、沖縄県の対策外来種リストで「重点対策種」に指定されています。
(参考)特定外来生物一覧: 環境省HP(外部サイト)
(参考)生態系被害防止外来種リスト: 環境省パンフレット(外部サイト)
(参考)沖縄県外来種対策指針等について: 沖縄県HP(外部サイト)