更新日:2024年2月8日
オオヒキガエルについて
オオヒキガエルは中南米を原産とする国外由来のカエルです。全長は8~15cm程度で、耳腺(毒腺)を持ち背中には一面のイボイボがあります。
県内では、大東諸島と石垣島に害虫駆除の目的で意図的に導入され定着が確認されています。沖縄本島には定着は確認されていません。
オオヒキガエルは昆虫だけでなく小型の動物まで大規模に捕食するため、万一侵入した場合生態系へ与える影響が懸念されます。さらに、強力な毒を分泌するため、カエルを捕食する動物(猛禽類、猫等)への影響も懸念されます。
(参考)チラシ: 環境省沖縄奄美自然環境事務所(外部サイト)
(画像出典:「沖縄県外来種対策行動計画に基づくオオヒキガエル防除計画(令和2年)」より)
※夜間には街灯等の光に集まる虫を捕食するために明るい場所に集まる習性があります。
那覇市内における状況 ★那覇新港で捕獲例あり!
沖縄県の外来種対策事業におけるモニタリング調査で那覇港新港ふ頭にて、令和元年7月と令和5年7月にそれぞれ1個体が捕獲されております。いずれも物資等の輸送に伴い移入されたと推測されています。
指定状況
オオヒキガエルは、環境省の「特定外来生物」および「緊急対策外来種」に指定されています。また、沖縄県の対策外来種リストで「重点対策種」に指定されています。
(参考)特定外来生物一覧: 環境省HP(外部サイト)
(参考)生態系被害防止外来種リスト: 環境省パンフレット(外部サイト)
(参考)沖縄県外来種対策指針等について: 沖縄県HP(外部サイト)