更新日:2019年3月18日
玉陵(たまうどぅん)
概要
玉陵は、1501年、尚真王が父尚円王の遺骨を改葬するために築かれ、その後、第二尚氏王統の陵墓となりました。墓室は三つに分かれ、中室は洗骨前の遺骸を安置する部屋となっています。創建当初の東室は洗骨後の王と王妃、西室には、墓前の庭の玉陵碑に記されている限られた家族が葬られました。全体のつくりは、当時の板葺き屋根の宮殿を表した石造建造物になっています。墓域は2.442平方メートル。沖縄戦で大きな被害を受けましたが、1974年から3年余りの歳月をかけ、修復工事が行われ、往時の姿を取り戻して今日に至っています。
昭和47年5月15日に玉陵墓室石牆(たまうどぅんぼしつせきしょう)が国指定有形文化財建造物に、玉陵は国指定記念物史跡に指定されました。また、2000年12月に「琉球王国のグスク及び関連遺産群」として世界遺産に登録されました。そして2018年12月25日(火曜)、玉陵が建造物として正式に国宝に指定されました。沖縄県内で建造物の国宝指定は初となります。
施設紹介
奉円館(ほうえんかん)
玉陵入り口にある券売所。ガイドブックなどの刊行物も販売。地下1階は資料展示室になっており、玉陵の概要や玉陵内部の様子を展示説明している。
※AEDは玉陵奉円館入口に設置しております。
玉陵碑(タマウドゥンひ)
この碑文は1501(弘治14)年に建てられたもので、タマウドゥンに葬られるべき人々を規定したものです。尚真王他8人の名が記され、この書き付けに背くならば、”天に仰ぎ、地に付して祟るべし”と結んでいます。碑文には長男・次男の名が見えず、王室内に勢力の対立があり、廃されたと見られています。
東の御番所(あがりぬうばんじゅ)
沖縄戦前までお墓を守る番人がお墓の管理をしていた。
王国時代には墓参りに来た王様が休憩をしたところでもある。
たまちゃん
玉陵キャラクター。玉陵にデザインされている蝙蝠をモチーフにしている。
利用案内
観覧時間
午前9時~午後6時(入場締切 午後5時30分)年中無休
※台風時の文化施設の休園・休館について
観覧料金
観覧料 | 大人 | 小人 (中学生以下) | |
---|---|---|---|
個人 | 1日券 | 300円 | 150円 |
1年券 | 600円 | 300円 | |
団体 (20人以上) | 240円 | 120円 | |
※団体扱いは20名以上。 ※保護者が同伴する小学校就学前の小人は無料。 ※本市に住所のある65歳以上の方が観覧する場合は半額。 ※身体障害者手帳、療育手帳又は精神障害者保健福祉手帳をお持ちの方は無料 (手帳の提示が必要。介護者は1名まで無料。) |
アクセス
- ゆいレール首里駅より徒歩約15分
- 市内線1番・17番、市外線46番
首里城公園入り口バス停下車 徒歩約5分 - 首里城下町線8番
首里城前にて下車 徒歩約1分
那覇バスHP
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お問合せ
玉陵管理事務所
〒903-0815 那覇市金城町1-3
電話 098-885-2861
那覇市市民文化部 文化財課
〒900-8585
電話 098-917-3501