更新日:2019年3月18日
第4次那覇市総合計画
なはが好き!みんなで創ろう子どもの笑顔が輝くまち
1.総合計画とは
総合計画の概要などについて
2.計画の体系
まちづくりの理念や実現をめざす都市像など、総合計画の基本構想、60本の施策の紹介
計画書と概要版のPDFファイル、動画の提供や計画書冊子の閲覧窓口の案内
4.策定の経過
計画策定の経過について
総合計画の進捗状況の紹介
総合計画とは、市町村が議会の議決を経て定める「基本構想」に基づき、市政の基本的な方向性を定めた計画です。
この計画は2008年度から今後10年間のまちづくりにおいて、市民と行政との協働をさらにすすめ、市民と職員の創意と知恵を結集して、豊かで活力ある那覇市を創造するために策定しました。
ここに定めた第4次総合計画は、基本構想と基本計画から成り、実施計画は基本計画にもとづいて3年間の具体的な事業を別に定め、毎年更新して時代の変化とニーズに対応していきます。
県内の自治体にも大きな影響力を持つのが、県都・那覇市の総合計画です。
新しい那覇市を実現する施策が、いま、スタートしました。
市民の力もかりつつ、新しい時代の行政運営を行っていきます。
第4次総合計画の体系は次のようになっています。
基本理念と6つの都市像、行政運営の姿勢・視点を掲げ、それを実現するための基本計画、各年度の予算編成の指針となる実施計画から成り立っています。
計画の内容
総合計画の体系など概要について
まちづくりの理念や実現をめざす都市の姿など、総合計画の基本構想
(1)6つの都市像
(2)行政運営の視点
市民参画型である基本計画の特徴、60本の施策の紹介
(1)基本計画の特徴
(2)各基本計画の紹介
なはが好き! みんなで創ろう子どもの笑顔が輝くまち
~亜熱帯の自然と文化が息づく、自治・協働・平和都市をめざして~
市民の思いをまちづくりの基調に
那覇市は、亜熱帯海洋性気候に育まれた琉球諸島の拠点都市です。東アジアの中でも、地勢上重要な位置にあり、古くは琉球国の王都・商都として、中国をはじめ、アジア諸国との交易や交流の歴史があります。
海外および周辺離島を含む各地の人々の往来によって培われた独自の歴史や文化は、先人の残した貴重な宝物となっています。
一方、「鉄の暴風」と称される先の沖縄戦によって、市民は、戦争のむごさ、平和の尊さを心に刻み、戦後は、互いに手を取り合って、荒廃の中から那覇市発展の礎を築いてきました。
このような那覇市の自然、歴史や文化を拠りどころに、自治と平和を希求する市民の思いをまちづくりの基調とします。
多様な主体がまちづくりを担う新しい公共の時代
その基調を踏まえながら、明日を創る子どもたちへの視点を大切に、市民と心をあわせて、多様な主体がまちづくりを担う新しい公共の時代をひらいていきます。
市民一人ひとりの幸せと地域への愛着を育み、環境に調和したゆたかで活力のある社会、子どもたちが笑顔で、「なはが好き!」といえる まちを築いていきます。
1 心地よいつながりでつくる自治・協働・平和都市
まちづくりの主役は市民です。多様な価値観や社会環境の中、緩やかでいて、ときには団結し、力をあわせて理想を実現していくような、市民の間の心地よいつながりで、自治・協働の平和都市を創造していきます。
2 地域力を活かし、生きがいをもって支えあう健康都市
市民の誰もが社会的な役割と生きがいをもって、お互いに支えあい、充実した暮らしを実現することのできる健康都市をめざします。
3 人・自然・地球にやさしい環境共生都市
地球温暖化がもたらす異常気象は人類への警鐘です。すべての市民が日常生活の中でも地球環境への影響を考え、行動する、人・自然・地 球にやさしい環境共生都市をめざします。
4 子どもの笑顔あふれる、ゆたかな学習・文化都市
未来の担い手である子どもたちが将来への夢を育んで、その笑顔が町中にあふれ、市民が多様な価値観を認めあいながら、伝統的な文化を 次代へ継承し、新たな文化を生みだしていくことのできる、ゆたかな文化都市を創ります。
5 人も、まちも活きいき、美ら島の観光交流都市
わが国の国際的な南の玄関口として広域的な交流・交易の拠点機能を高め、多彩な人材と多様な産業を生み出すとともに、地場産業の振興 を図り、人も、まちも活力ある美しい島々の拠点、観光交流都市をめざします。
6 安心、安全で快適な亜熱帯庭園都市
都市基盤や都市景観が、亜熱帯特有の自然や歴史、文化環境に調和した緑ゆたかな庭園のようなまちを築いていきます。誰もが安心して、 楽しく歩くことのできる、魅力的で愛着のあるまちを市民とともに創っていきます。
那覇市は、つぎの4つの姿勢・視点に立って、6つの都市像の実現に向けて行政運営を行います。
市民との協働の推進
市民の視点に立った行政サービスの向上
持続可能な行財政運営
環境負荷の軽減
基本計画には、次のような特徴があります。
市民との協働による施策の編成
素案作りの段階から市民に参加してもらいました。その結果、施策の半分は市民からの原案です。基本計画を構成する60本の施策は、市民の意見を参考にして設定した30本と、行政が追加した30本からなっています。市民による施策は、公募市民からなる市民会議が、日常生活の上での実感に基づきながら作成した87本の候補をもとに市民アンケートで選び出しています。
将来イメージがみえる基本計画 -「めざそう値」の新設-
「めざそう値」を新設し、将来イメージをわかりやすく表現しました。基本計画には、行政運営の具体的な目標を「指標」と「めざそう値」として掲げるように留意しました。この目標は、実現の確実性や財源の裏づけにもとづく「計画値」ではありませんが、「~の推進を図る」「~を向上させる」のような目標の表現に比べると、目指している将来の姿をはっきりと示すことができます。
番号 | 指標名 | 単位 | 現状値 | めざそう値 | 取得方法または出典など | 指標の意図・説明 | |
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2012年 | 2017年 | ||||||
1 | 市民と市役所が協働しておこなった事業等の件数 | 件 | 152 (2006) | 250 | 300 | 課による独自調査。 | 市民と行政との協働の実績をみる指標です。 協働事例数を一定程度増加させつつ、評価制度等を採り入れ内容の適正化もすすめていきます。 |
33 | 高齢者のつどいの場の数 | カ所 | - | 50 | 100 | 課による独自調査。 (市や関係機関が支援して設置されたつどいの場の数。) | 高齢者が集える場の充実の度合いをみる指標です。 関係機関と連携しながら、つどいの場づくりを促進していきます。 |
40 | 個地球環境保護のための実践項目数 | 個 | 2.05 (2004) | 6 | 8 | 市民意識調査。(一人あたりの実践項目数の平均数) | 市民のエコライフの実践状況をみる指標。 「マイバッグの使用」「ごみの分別の徹底」などのエコ活動の実践項目数の増加をめざします。 |
59 | 大学生による小学校支援数(累計) | 校数 | 10 (2006) | 20 | 30 | 業務取得 | 教師への支援制度の充実をみる指標です。大学との連携(NARAE ネット)により受け入れた大学生に、現場体験機会を提供しながら、授業の支援体制としても活用していきます。 |
85 | 就職に結びついた相談者数 | 人 | 189 (2006) | 220 | 250 | 業務取得。(なはし就職なんでも相談センターの実績から) | 就労支援の成果をみる指標です。支援の充実をおこないながら年間就職達成者数の増加をめざしています。 |
107 | 交通手段に占める自家用車の割合 | % | 49.9 (2006) | 45.0 | 40.0 | 市民意識調査による。 | 自家用車から公共交通機関への転換の度合いをみる指標とします。市民意識調査において、自家用車の利用が占める割合の減少をめざします。 |
ここでは、基本構想の「6つの都市像」とあわせ、各基本計画を紹介します。
・各基本計画の紹介(PDF:394KB)
計画書PDFファイル
2007年度に策定した総合計画のPDFファイルを提供いたします。
第4次那覇市総合計画 計画書 2008年2月発行
総合計画の変遷、策定の意義・手順、社会背景
基本構想(趣旨・まちづくりの基本理念、都市像ほか)
基本計画(総論・各論)
資料
(一括ファイル/94ページ)
PDFファイルをダウンロード(PDF:20,553KB)
表紙(PDF:1,637KB)
体系 (PDF:1,197KB)
目次(PDF:1,117KB)
はじめに(PDF:2,189KB)
基本構想
基本計画総論(PDF:3,274KB)
基本計画各論(PDF:10,494KB)
第4次那覇市総合計画 計画書概要版 2008年2月発行
計画の内容を分かりやすく要約した普及版パンフレットです。
(一括ファイル/11ページ)
PDFファイルをダウンロード(PDF:4,341KB)
計画書の閲覧窓口
冊子版の計画書は、次の窓口で閲覧しています。現在は販売しておりません。
配布は終了しました。
- 市政情報センター(市役所本庁舎1階)
電話:862-9930
午前8時半~午後5時15分まで
- 市立図書館
電話:917-3449(中央図書館)
第4次那覇市総合計画は、市民会議や市民アンケート、パブリックコメント(市民意見提出制度)など、行政が市民と協働で取り組み、市議会の議決など、さまざまな過程を経て作り上げられていきました。
策定の経過
平成18年
5月 第4次総合計画策定基本方針決定
7月 「未来を考えるなは市民会議」活動開始
10月 職員ワーキングチーム活動開始
10月 市民会議から市長へ基本構想意見報告
11~12月 生活課題について団体、市民アンケート実施
平成19年
4月 市民会議から市長へ基本計画市民案報告
4~8月 市民案に追加する施策(行政案)を検討
7月 那覇市基本構想素案についてパブリックコメント取得
7月 那覇市総合計画審議会(以下「審議会」という。)へ基本構想および基本計画諮問
8月 那覇市基本計画素案についてパブリックコメント取得
9月 審議会から基本構想答申
12月 那覇市議会 月定例会で那覇市基本構想を議決
平成20年
1月 審議会から基本計画答申
2月 那覇市庁議において第4次総合計画決定
各基本計画の進捗状況については、以下の総括表をご覧ください。
平成21年度実績(PDF:328KB)
平成22年度実績(PDF:327KB)
平成23年度実績(PDF:329KB)
平成24年度実績(PDF:167KB)
平成25年度実績(PDF:373KB)
平成26年度実績(PDF:372KB)
平成27年度実績(PDF:381KB)
平成28年度実績(PDF:343KB)
平成29年度実績(PDF:343KB)