第5次那覇市総合計画基本構想

更新日:2019年3月18日

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 この基本構想は、長期的展望に立ち、これからの10年間の那覇市の将来像とその実現のための基本的な理念と方向性を示すものです。具体的には、市民と行政がともにめざすべき本市の将来像を「まちづくりの将来像」として掲げ、その実現のための基本理念として「まちづくりの姿勢」を示し、方向性として「めざすまちの姿」を明らかにしました。さらに、行政のあるべき姿と未来への視点を示した上で、先に策定した那覇市まち・ひと・しごと創生総合戦略(人口ビジョン)を踏まえ本構想の計画期間終了時点での人口の目標を設定し、総合的で計画的なまちづくりを進めます。

 

 

 

 

 

なはで暮らし、働き、育てよう 笑顔広がる元気なまちなは みんなでつなごう市民力

 万国津梁の精神で大海原を舞台に雄飛した琉球王国の文化と歴史を今に受け継ぐ私たちの那覇市は、1921(大正10) 年に市制を施行して以来、美しいまちなみと亜熱帯特有の自然が調和した都市を形成してきました。
 沖縄戦によるゼロからの再出発を余儀なくされ、さらには、米軍による統治を経験してきたものの、平和と自治を希求する市民の力によって、少しずつかつてのにぎわいを取り戻してきました。産業や経済、医療、教育、文化などの都市機能を集積させながら、今では、県都としての風格を備えた都市へと発展しています。
 このような激動の時代を歩んできた本市は、本計画期間中に市制施行100周年を迎えます。先人たちのたゆまぬ努力に想いを馳せ、これまでの100年で築き上げた風格を大切にするとともに、これからの100年に向けて確実な一歩が踏み出せるよう、新たな礎を築いていかなければなりません。
 私たちは、輝かしい未来に向かって歩みながら、一人ひとりの市民の力をみんなでつないでいくことをまちづくりの基礎とします。人々が支えあう中で、愛着と誇りを持って暮らし、働き、子どもの成長を楽しむ、そのような市民の笑顔が広がる「わったー自慢」のなは、那覇、NAHAを築いていきます。

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本計画の推進に当たっては、まちづくりの担い手一人ひとりを結びつける「絆」が重要となります。互いの絆が深まれば、全ての施策の成果がジグソーパズルのようにつながり、やがて面として、市全体に広がります。次の5つの絆を築いていくことをまちづくりの基本的な姿勢とします。

協働の絆 平和の絆 共生の絆 活力の絆 共鳴の絆

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 まちづくりの将来像として掲げたまちの姿を具体化するために、5つのめざすまちの姿によって進むべき方向性を示します。これらは、それぞれ独立するものではなく、互いに密接に連携しながら本市の将来像を実現するものです。

5つのめざすまちの姿

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自治・協働・男女共同参画・平和・防災・防犯

多様なつながりで共に助け合い、認め合う安全安心に暮らせるまちなは

 イチャリバチョーデーとユイマールの精神でおおらかなコミュニティを築きながら発展してきた本市は、個人や個性を尊重し、多様な生き方が認められる素地が整っています。挨拶から始まる交流が世代を超えてつながり、市民みんなが主役となり楽しく安全安心に暮らせるまちをめざします。

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保健・福祉・医療

互いの幸せを地域と福祉で支えあい誰もが輝くまちなは

 超高齢社会の到来、少子化及び核家族化が進行する中においては、地域のつながりがより重要になります。すべての人が自分らしく輝き地域の一員として見守り・見守られ心身ともに健やかで安心して暮らせるまちをめざします。

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子ども・教育・文化

次世代の未来を拓き、豊かな学びと文化が香る誇りあるまちなは

 まちづくりはひとづくりと言われるように、これからの新しい時代を切り拓く人材こそが重要となります。全ての成長過程にある子ども達の主体性や創造性を育み、向上心に富む市民が、輝かしい未来に向かって歩む、豊かな学びと文化が薫る、誇りあるまちをめざします。

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産業・観光・情報

ヒト・モノ・コトが集い、育ち、ひろがる万国津梁のまちなは

 我が国の南の玄関口として、アジアに開かれた本市は、アジアのダイナミズムを取り込むことによる新たな時代の到来が実感できるようになりました。この機会を確実に捉え、国内外から優れたヒトやモノが集い、そこから新たなモノやコトの付加価値を生み出し、世界へ羽ばたくことで、躍動感がみなぎる万国津梁のまちをめざします。

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環境・都市基盤

自然環境と都市機能が調和した住みつづけたいまちなは

 沖縄らしい亜熱帯庭園都市を形成してきた本市は、魅力にあふれ住みよいまちとして発展してきました。これからも低炭素社会の実現に向けた地球にやさしい環境共生都市と安全安心で快適な都市機能を調和させ、誰もが訪れたい、住みつづけたいまちをめざします。

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市民との信頼を深め、効率的で効果的な行財政運営をおこなう

 基本構想で描く「めざすまちの姿」を実現するためには、市民一人ひとりがまちづくりの主役となり、協働によるまちづくりをさらに深化させる必要があります。そのために、行政は、貴重な経営資源である「ヒト・モノ・カネ・情報」を有効に活用しながら、市民との信頼をさらに深め、将来にわたり持続可能な行財政運営を行わなければなりません。

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~アプローチ まちの「仕次ぎ」☆NEXT-100~

 本計画期間中、市制施行100年を迎える本市にあっては、これまでの確かな歩みをさらに進めながら、次の100年にも想いを馳せなければなりません。100年を超える泡盛の古酒(クース)は、熟成された古酒に少しずつ新たな酒を加えていく丁寧な「仕次ぎ」により、その芳醇な香りとまろやかな風味を後世に引き継いできました。まちづくりも同様に、伝統の中にも新しい仕組みを取り入れることが、まちにさらなる輝きと風格を生み、次世代へ引き継ぐことができると考えます。次世代の笑顔が輝く那覇市になるよう、まちの「仕次ぎ」を意識して、これからの100年を展望した、まちづくりにアプローチします。また、次の3つの「力」を、未来を拓く重要な視点として位置づけ、全ての施策を遂行する上で、それぞれの視点を強く意識することとします。

つながる力を広げる視点 稼ぐ力を高める視点 ひきつける力が輝く始点

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 本市の人口は、2015年の国勢調査では319,435人となっています。那覇市まち・ひと・しごと創生総合戦略の人口ビジョンにおいては、2015年から2020年の間に人口のピークを迎え、その後、減少を続け2060年には、約254,000人にまで減少し、働き手である生産年齢人口の総人口に対する割合は63.9%から53.6%にまで減少し、人口構成も大きく変化すると推計しています。2030年の総人口は311,000人、生産年齢人口の総人口に対する割合は59.9%と推計しています。
 子育て環境や雇用環境を充実させ、健康長寿の復活に取り組み、笑顔が広がる元気なまちを築くためには、人口減少に歯止めをかけなければなりません。本計画においても人口と生産年齢人口の総人口に対する割合において明確な目標を設定し、人口減少問題の克服に向けた確実な一歩を踏み出すこととします。2028年の人口の目標は315,000人とし、生産年齢人口の総人口に対する割合の目標は61%程度とします。

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