城間市長退任のあいさつ

　はいたい　ぐすーよー　ちゅーうがなびら。
　私、城間幹子は、11月15日の任期満了をもちまして、市長を退任いたします。
　これまで、ご支援・ご協力を賜りました多くの皆様に、あらためて、真心からの感謝を申し上げます。本当にありがとうございました。
私自身、長年の教育現場勤めから、学校教育部長・教育長・副市長、そして市長として市政運営に関わることができました。
　市長在任中はキーワードとして、「平和・子ども・未来」「ひと　つなぐ　まち」を掲げて市政運営を担ってきました。二期８年の中で、市民の皆様には、いろいろな姿・可能性を見せていただきました。私たちの日々の生活の営みは、人と人・人と地域・人と企業をつなぐことで活気づくと、私は思っています。
振り返ると、私の人生のテーマは「個と集団」のあり方に集約されていると感じます。これまでも私自身、自分は「人として生まれ人と関わり　人を育て　人に育てられる　人間」であるととらえていました。
また「自分・個」は、「他・社会」の集団とどのように関わっていくかを問うなかで、「自分」も「他人」から見ると一人の「他」であり、「他」との関わりを大切にすることは、巡り巡って「自分」に戻ってくる。ということを経験の積み重ねの中で、気づきました。このことは、「ひと　つなぐ　まち」「人材こそすべてに共通する財産である」と標榜する私の考えの基本となるものです。そして前市政から引き継いだ「協働によるまちづくり」も、まさに　そのことを体現する一つで、市民の皆様との協働で展開することができております。
私は、那覇市初の女性市長となり、100周年を迎えた年に市長として勤められたことは名誉なことであったと、ありがたく思っております。今年、市制施行101周年を迎えた「あけもどろのなは」・「県都那覇市」・「中核市那覇市」が、新しい市長のもとに、市民との協働によって、彩り豊かに紡がれて、平和で、安全・安心な社会を実現し、さらなる飛躍を遂げますよう、心から願っています。そして、市民のみなさまのご多幸を祈念申し上げます。　
「笑顔　広がる元気なまち　なは　みんなでつなごう　市民力」
大好きな言葉です。その実現に向かう県都　那覇市をこれからも応援します。
　たいへん　お世話になりました。ありがとうございました。

令和4年11月

那覇市長　城間　幹子