更新日:2022年8月31日
ミハイル・ゴルバチョフ氏の御逝去についての那覇市長コメント
ミハイル・ゴルバチョフ氏の突然の悲報に接し、誠に哀惜の念に堪えません。32万那覇市民を代表して、謹んで哀悼の誠を捧げます。
ゴルバチョフ氏におかれましては、元ソビエト連邦の書記長を務め、情報公開(グラスノスチ)と政治改革(ペレストロイカ)を進め、当時、半世紀近くにわたった冷戦を終結させました。こうした功績が評価され、1990年にノーベル平和賞を受賞されております。
那覇市では、平和を希求する強い思いから、ゴルバチョフ氏のこれまでの活動に敬意を表し、2001年11月14日に市制80周年記念講演を那覇市民会館で行っていただきました。その際に、「世界の問題解決のために団結しよう。われわれは同じ地球人」と記された記念色紙を基に、2003年11月に訪問記念碑を建立し、その言葉を環境の時代に生きる市民の指標としています。
今、ゴルバチョフ氏の故郷では、残念ながら大きな争いが起きており、世界中がその動向を気にしています。
ゴルバチョフ氏が残した言葉のとおり、世界中の皆は、同じ地球人として、協力して問題を解決していかなければなりません。その思いを私たちは、引き継いでいく必要があります。
今回の突然の悲報は、那覇市に限らず世界中の人が、深い悲しみを覚えていることでしょう。誠に残念でなりません。
ご遺族の皆様には謹んでお悔やみ申し上げますとともに、衷心よりご冥福をお祈りいたします。
令和4年8月31日
那覇市長 城間幹子