エボラ出血熱

Xでポスト
フェイスブックでシェア
ラインでシェア

ページ番号1012071  更新日 令和8年6月11日

エボラ出血熱とは

エボラウイルスによる、致命率の高い感染症です。

主な症状

潜伏期間は2~21日(通常4~10日)です。
突然の発熱、頭痛、倦怠感、筋肉痛、咽頭痛等の症状を呈します。次いで、嘔吐、下痢、胸部痛、出血(吐血、下血)等の症状が現れます。進行すると出血傾向、意識障害などの重篤な症状を示し死亡することがあります。
過去のアウトブレイクにおける致命率は25~90%と報告されています。
後遺症として、関節痛、視力障害、聴力障害などが見られることがあります。

感染経路

主に患者の体液等(血液、分泌物、吐物・排泄物)に触れることにより感染(接触感染)します。一般的に、症状のない患者からの感染や、空気感染はしません。

流行地では、エボラウイルスに感染した野生動物(オオコウモリ、サル等)の血液、分泌物、排泄物、唾液などとの接触でも感染する可能性もあります。

エボラ出血熱は、咳やくしゃみを介してヒトからヒトに感染するインフルエンザ等の疾患とは異なり、簡単にヒトからヒトに伝播する病気ではありません。

治療

根本的な治療法はないため、症状に応じた治療(対症療法)を行うことになります。

早期の治療により生存の可能性が高まるため、直ちに医療機関で治療を開始することが重要と考えられています。

予防と対策

国内で承認されたワクチンはありません。

流行地域での野生動物や患者に直接触れない、洞窟に入らないなどを心がけてください。

患者に接触する際は個人防護具の使用などの接触感染対策が必要です。

アルコールなどの消毒薬だけでなく、流水と石けんによる洗浄も感染予防に効果があります。

発生状況

1976年に初めてエボラ出血熱の発生が確認されて以降、これまでに、アフリカ中央部のコンゴ民主共和国、スーダン、ウガンダ、ガボンやアフリカ西部のギニア、リベリア、シエラレオネ、マリ、ナイジェリア、コートジボワールで発生しています。

2014~2015年の西アフリカでの流行は、史上最大規模となり、約29,000人の患者が発生し、そのうち約11,000人が死亡しました。この流行で初めて、アフリカ大陸以外(スペイン、米国、イタリア、英国)での発生が確認されました。

2026年5月現在、これまで日本国内では患者発生の報告はありません。

2026年5月17日(日本時間)、世界保健機関(WHO)はコンゴ民主共和国およびウガンダにおけるエボラ出血熱の発生状況が「国際的に懸念され る公衆衛生上の緊急事態(PHEIC:フェイク)」に該当すると宣言しました。WHOによれば、同年5月18日時点で、コンゴ民主共和国イツリ州を中心に、疑い例も含めて516名(うち131名は死亡例)のエボラ出血熱の症例が確認されています。

国内の発生時の対応

日本では、エボラ出血熱は、感染症法において、一類感染症に位置づけられ、患者(疑似症患者を含む)は入院の対象となります。そのため、特定または第一種感染症指定医療機関に移送され、入院の上、感染防御対策の施された病室で治療します。

また、検疫法において検疫感染症に位置づけられており、質問、診察・検査、隔離、停留、消毒等の措置の対象となります。

日本国内で発生する可能性

国立健康危機管理研究機構(JIHS:ジース)のリスク評価によると、2026年5月18日時点では、主に発生が確認されている地域が、コンゴ民主共和国内でも首都からは遠隔地の紛争地域であることから、日本との直接往来は限定的あり、現時点で得られる情報からは、日本での輸入症例の発生や、日本国内での伝播の可能性は低く、日本の一般市民が感染する蓋然性は低いことが示されています。

発生国の渡航

5月17日、PHEIC宣言を受けて、日本の外務省は、コンゴ民主共和国およびウガンダに対し、「エボラ出血熱に関する感染症危険情報(レベル1)」を発出していますので、厚生労働省(含:検疫所)および外務省、関係国・機関からの最新の情報発信・注意喚起を確認し、感染防止に十分留意してください。

また、発生地域から帰国した方は、必ず検疫所に申告してください。

関連情報

このページに関するお問い合わせ

那覇市保健所 健康部 保健総務課 感染症グループ
〒902-0076 沖縄県那覇市与儀1丁目3番21号(那覇市保健所)
電話:098-853-7972
ファクス:098-853-7966