急性出血性結膜炎

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ページ番号1008528  更新日 令和8年4月17日

急性出血性結膜炎とは

急性出血性結膜炎は、主としてエンテロウイルス70(EV70)とコクサッキーウイルス(A24変異株)の二つのエンテロウイルスによってひきおこされる、激しい出血症状を伴う結膜炎です。
時期的には、特別な季節性はみられません。年齢は広範囲にみられますが、6~7歳以下、特に1~4歳に多く、ときに20~30歳代にもやや多くみられています。

主な症状

1~2日間の潜伏期間を経て、突然の強い目の痛み、異物感、まぶしさ(羞明)などの症状で始まります。加えて、多くは結膜の充血、特に白目部分が赤く染まる結膜下出血を伴い、まぶたの腫れ(眼瞼浮腫)、めやに(眼脂)などの症状も高頻度にみられます。症状の経過は、約1週間続いて治癒することが多いですが、ごくまれに発症後6~12か月後に四肢の運動麻痺を来すことがあるので、注意が必要です。

感染経路

接触感染で感染します。

  • 家族内感染:共有のタオルあるいは患者が触れた物を介して感染
  • 学校内感染:タオルやハンカチの共有による感染
  • 病院内感染:検査器具、点眼薬、医療従事者の手指を介しての感染

治療方法

現在有効な抗ウイルス薬はないため、対症療法が基本の治療となります。

予防と対策

  • 感染予防には流水下で手指を石けんで十分に洗うことタオルなどの共用を避けることが重要です。
  • ウイルスで汚染した器具や物品の消毒には、煮沸あるいは次亜塩素酸ナトリウム(家庭用塩素系漂白剤)等で拭くことが有効的です。
  • 目を拭く際(点眼時など)には、ティッシュペーパーなどの使い捨てのものを使用しましょう。
  • 家族内では、衣類やタオルの共有を避け、患者は洗顔の際洗面器を用いず、入浴も最後にしましょう。

学校保健安全法における取り扱い

第3種の感染症に定められており、病状により学校医その他の医師において感染のおそれがないと認めるまで出席停止とされています。

保健所における把握

定点把握(感染症発生動向調査)

急性出血性結膜炎の流行状況については、那覇市内眼科医療機関1ヵ所の協力を得て、患者情報を週単位(月曜から日曜)で収集し、全国約600カ所の定点情報と併せて分析し、市民および医療機関に情報を提供しています。

警報レベル:定点あたり1.0以上

警報終息レベル:定点あたり0.1未満

※ 警報・注意報について、国立健康危機管理研究機構より、「定点数の設計等が変更された2025年4月7日以降の患者サーベイランスに直ちに当てはめることはできない。なお、従前の警報・注意報をコミュニケーションとして使用することを妨げるものではない。(一部抜粋)」とされているため、那覇市保健所では従前とおり警報・注意報を行います。

集団発生の把握

社会福祉施設や学校、医療機関等から、集団発生事例などを情報収集しています。

参考

このページに関するお問い合わせ

那覇市保健所 健康部 保健総務課 感染症グループ
〒902-0076 沖縄県那覇市与儀1丁目3番21号(那覇市保健所)
電話:098-853-7972
ファクス:098-853-7966