更新日:2025年2月5日
モペット(ペダル付きの電動バイク):安全運転のための注意点
モペットは原動機付自転車!
最近、街中でよく見かけるようになったモペット(自転車のようなペダルがついた電動の乗り物)。便利で手軽な乗り物ですが、正しいルールやマナーを知らないと、事故やトラブル、交通違反につながる可能性があります。このページでは、モペットを安全に利用するために、注意するポイントを紹介します。
モペットは、見た目は自転車に似ていますが「電動アシスト付自転車」ではなく原動機付自転車に分類される「電動バイク」です。
アシスト付自転車との大きな違いは、ペダルを漕がなくても推進力を得て自走することができ、スピード調整ができるアクセル機能をもっています。このようなモペットはペダルを漕いで走っているときでもバイクとして扱われ、もちろん歩道の走行などもできません。
モペットと電動アシスト付自転車との違い
項目 | モペット(電動バイク) | 電動アシスト付自転車 |
---|---|---|
走行方法 | エンジンまたはモーターの力で走行します。ペダルを漕がなくても進むことができ、アクセルでスピード調整ができます。 | 人力(ペダルを漕ぐ力)をモーターが補助する仕組みです。ペダルを漕がないと進みません。 |
法的な区分 | 原動機付自転車(原付)に分類されます。 | 自転車に分類されます。 |
運転に必要な免許 | 原付免許が必要です。 | 免許は不要です。 |
ナンバープレート | ナンバープレートの装着が義務付けられています。 | ナンバープレートは不要です。 |
ヘルメット | ヘルメットの着用が義務付けられています。 | ヘルメットの着用は努力義務です。 |
自賠責保険 | 自賠責保険への加入が義務付けられています。 | 自賠責保険への加入は任意です。 |
運転免許は必須!
モペットを運転するには、原動機付自転車等を運転することのできる運転免許が必要です。無免許運転は法律違反となります。
安全装備は大丈夫?
モペットには、以下の安全装備が必要です。
- ブレーキランプ
- ウィンカー
- バックミラー等これらの装備が不備していると、道路交通法違反となります。また、乗車の際には、乗車用ヘルメットを着用しましょう。モペットは原動機付自転車なので、ナンバープレートを取得し、車体に取り付ける必要があります。ナンバープレートがないと、公道を走行できません。
ナンバープレートを取得しよう!
万が一、事故を起こしてしまった場合に備え、自賠責保険への加入が必要です。自賠責保険への加入も忘れずに!
モペットの安全運転5つのポイント
- 原付バイクと同じ交通ルールを守りましょう。
- 運転免許証を携帯しましょう。
- 安全装備を点検しましょう。
- ナンバープレートを取り付けましょう。
- 自賠責保険に加入しましょう。
販売店の皆様へ
モペットの販売にあたり、以下の点をご確認ください。
- 運転免許証の確認:モペットは原動機付自転車に分類されるため、購入者に有効な運転免許証を所持しているか確認してください。
- 安全装備の確認:モペットには、ブレーキランプ、ウィンカー、バックミラー等の安全装備が義務付けられています。販売するモペットにこれらの装備が備わっているか確認してください。
- ナンバープレート取得の案内:モペットは原動機付自転車のため、ナンバープレートの取得が必要です。購入者に取得方法を案内し、ナンバープレートを取得するまで公道を走行しないよう注意喚起してください。
- 自賠責保険加入の案内:モペットの運転には自賠責保険への加入が義務付けられています。購入者に自賠責保険の加入を促し、保険証書を携帯するよう指導してください。
- 交通ルールの遵守:モペットは原動機付自転車としての交通ルールを遵守する必要があります。購入者に交通ルールを説明し、安全運転を促してください。
関連サイト
- 沖縄県警 ペダル付き電動バイクのお知らせ https://www.police.pref.okinawa.jp/docs/2024042900027/(外部サイト)
- 警察庁 改正道路交通法の概要等 (ペダル付き原動機付自転車に関する規定の整備)についてhttps://www.npa.go.jp/bureau/traffic/council/newmobility0803.pdf(外部サイト)