更新日:2019年3月18日
サポートカードについて
那覇市では、発達障がいなどの特性により日常生活の様々な場面で上手くコミュニケーションが取れない方をサポートするツールとして、『サポートカード』を作成しました。
サポートカードとは
毎日の生活のさまざまな場面で困ったことや、周囲に助けてほしいことなどはないでしょうか?
そのようなときに、配慮してほしいことやご本人の特徴などを正しく分かりやすく伝えることを目的としたカードです。
このカードを見かけた方は、カードの裏面に記載された内容をご理解いただき、できる範囲でのご協力をお願いします。
対象のかたは
那覇市にお住まいの方で、発達障がいなどの特性により学校や職場などさまざまな場面でサポートを必要としているお子さんをお持ちの保護者またはご本人のうち、希望者に配布しています。
ご注意ください
- このカードは障がいの有無を証明するものではありません。
- このカードで各種割引などの公的制度などは利用できません。
下記窓口で配布しています
- 那覇市障がい福祉課
- 那覇市保健所
- 那覇市療育センター
- 那覇市教育相談課
- NPO法人わくわくの会
その他、那覇市内の関係機関で配布していることもあります。相談されている機関や施設で扱っている場合もありますので、どうぞご確認ください。
「サポートカードを利用したい方へ」
- さまざまな手続きの窓口や外出先などで、相手に伝えたいことや配慮してほしいことについて、あらかじめカードに書いて相手に見せることで、協力をお願いしやすくするためのカードです。
- その場所の環境や決まりごとなどによっては、必ず書いた通りのサポートが受けられるとは限りません。
「カードを提示された方へ」
- 人によっては簡単だと思うことも、実は難しいと感じていて困っていたりすることがあります。
- できる範囲でのご協力をお願いします。
サポートカードの記載例
- 例1
「一度にたくさんのことを言われると混乱します。」
⇒「説明はひとつずつゆっくりお願いします。紙に書いて、優先順位もつけてもらえると助かります。」
- 例2
「人がたくさんいる場所や、騒がしいところが苦手です。」
⇒「人が少ない場所や静かなところで手続きをさせてください。」
「イヤホンや耳栓の使用を認めてください。」
- 例3
「急な予定の変更があると、パニックになることがあります。」
⇒「予定の変更があればなるべく事前に教えてください。」
- 例4
「『ちょっと』や『しばらく』のようなあいまいな表現はよく分かりません。」
⇒「『○分くらいかかる』『〇時には終わる』など、具体的な時間の目安を示してもらえるとありがたいです。」
チラシ
下記よりチラシがダウンロードできます。
使ってみてください『サポートカード』(PDF:377KB)
お問い合わせ先
事務局:NPO法人わくわくの会 電話098-946-7548
発達障がいとは
自閉症スペクトラム、学習障害(LD)、注意欠陥多動性障害(注意欠如・多動性障害/ADHD)など、脳の機能(働き)の違いによって生じる障がいで、成長や発達の仕方にでこぼこや偏りが見られます。育て方や本人の努力不足などが原因で生じるものではありません。発達障がいのある人たちがより充実した社会生活をおくるためには、周囲の人々の理解と協力が必要です。