更新日:2023年9月1日
欧州及び米国における小児の原因不明の急性肝炎の発生について
小児の原因不明の急性肝炎 については、 令和4年4月27日付け事務連絡 「欧州及び米国における小児の原因不明の急性肝炎の発生について(協力依頼)」 に基づき、御対応いただいていたところですが、暫定症例定義を満たす症例に関する 積極的な情報収集は、令和5年8月31日までに報告された分を最後として終了としますのでお知らせ致します。
欧州及び米国における小児の原因不明の急性肝炎の発生について(保健所における調査の終了、研究班への協力依頼)(PDF:139KB)
一方で 、小児の重症急性肝炎の発症に関与する特定の病原体の有無や病態把握の観点で、継続した調査を行うことは重要であるため 、日本医療研究開発機構において、別紙のとおり、日本小児科学会と連携し研究事業を実施していますので、 管下の医療機関に対し、本研究を通じた症例の把握と分析にご協力いただきますようお願い致します。
日本医療研究開発機構(AMEDAMED)新興・再興感染症に対する革新的医薬品等開発推進研究事業「原因不明の小児急性肝炎の実態把握、病原体検索、病態解明と治療法の開発」(PDF:123KB)
日本医療研究開発機構(AMED)新興・再興感染症に対する革新的医薬品等開発推進研究事業「原因不明の小児急性肝炎の実態把握、病原体検索、病態解明と治療法の開発」
実施要領
1.研究目的
原因不明の小児急性肝炎の発生動向や病因などを把握する。
2.研究期間
令和5年7月1日~令和6年3月31日
3.調査対象
本調査では、次の定義を満たした症例を対象として、臨床情報の収集および検体収集を行います。
【症例定義:次の4項目をすべて満たす原因不明の急性肝炎*】
- 16歳以下
- 入院症例
- ASTあるいはALTが500U/Lを超える
- A~E型肝炎が否定される
*明らかに薬剤性肝炎、血液腫瘍性疾患、代謝性疾患、循環器疾患によるもので、「原因不明の急性肝炎」から除外できるものは調査対象に含めない。アデノウイルス、SARA-Cov-が検出されている急性肝炎は含む。
4.研究への参加方法
症例定義を満たす患者を診療した担当医師は、患者から同意を得られた場合、疫学調査並びに臨床検体の収集を行う臨床研究に協力をお願いします。研究参加の具体的方法については、日本小児科学会(https://www.jpeds.or.jp/modules/activity/index.php?content_id=438(外部サイト))または小児急性肝炎ネット(https://pahn.jp/(外部サイト))のHPをご覧下さい。
1)症例の登録
上記のウエブサイトから、日本小児科学会の「担当医師登録窓口」に登録をお願いします。登録してくださった医師には、本研究に必要な資料などを送付します。
2)疫学調査
「臨床除法調査票」に記入いただき、返信用レターパックを用いて日本小児科学会事務局に郵送、もしくはエクセルファイルをどう事務局までパスワードをつけて電子媒体として送信下さい。
3)臨床検体の採取、保険、送付
担当医師に送付される「臨床情報調査票送付と臨床検体送付の手順」にしたがって、全血、血清、弁、咽頭ぬぐい液、肝組織などを研究班事務局である国立国際医療研究センターに送付下さい。
5.本研究に関する問い合わせ先
日本小児科学会事務局
AMED研究班 新興・再感染症に対する革的医薬品等開発推進研究事業
「原因不明小児急性肝炎の実態把握、病原体検索、病態解明と治療法の開発」
国立際医療研究センター内研究班事務局
関連サイト
厚生労働省ホームページ その他の感染症(13 欧州及び米国における小児の原因不明の重篤な急性肝炎について)(外部サイト)
厚生労働省 欧州及び米国における小児の原因不明の急性肝炎の発生について(協力依頼)(令和4年5月13日一部改正事務連絡)(外部サイト)
国立感染症研究所 国内における小児の原因不明の急性肝炎について(第2報)2022年10月20日時点(外部サイト)
国立感染症研究所 複数国で報告されている小児の急性肝炎について (第4報)(外部サイト)
欧州及び米国における小児の原因不明の急性肝炎の発生について (保健所における調査の終了、研究班への協力依頼)(外部サイト)