更新日:2025年6月5日
5月31日は「世界禁煙デー」・5月31日~6月6日は「禁煙週間」
「世界禁煙デー」とは
世界保健機関(WHO)が「たばこを吸わないことが一般的な社会習慣となること」を目指し、1989年から毎年5月31日を「世界禁煙デー」と定めています。
「 禁煙週間」とは
厚生労働省が1992年から「世界禁煙デー」から始まる1週間(5月31日~6月6日「禁煙週間」と定め、禁煙及び受動喫煙防止の啓発普及を行っています。
今年度の禁煙週間のテーマは ”受動喫煙のない社会を目指して ~私たちができることをみんなで考えよう~” です。
2020年4月に改正健康増進法が全面施行され、多くの人が集まる施設の屋内が原則禁煙となり、受動喫煙対策の徹底が図られるようになりました。
受動喫煙の危険性やニコチンの依存症を踏まえると、喫煙習慣は個人の嗜好にとどまらない健康問題であり生活習慣病を予防する上で、たばこ対策は重要な課題となっています。
「世界禁煙デー・禁煙週間」をきっかけに、皆さんご自身のため、そして大切な人の命と健康を守るため、この機会に禁煙について考えてみましょう。
たばこが与える健康への影響
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禁煙のススメ
長年タバコを吸っていても、禁煙するのに遅すぎることはありません。「禁煙は性別・年齢・喫煙による病気の有無を問わず、すべての人々に大きくかつ迅速な健康改善をもたらす」と言われています。
30歳までに禁煙すれば、もともと喫煙しなかった人と同様の余命が期待できることや、50歳で禁煙しても6年長くなることがわかっています。
禁煙すると24時間で心臓発作のリスクの低下がみられますが、その後比較的早期にみられる健康改善には、せきやたんなどの呼吸器症状やインフルエンザなど呼吸器感染症にかかる危険が低下することがあげられます。禁煙後早ければ1か月経つと、せきや喘鳴(呼吸時にぜーぜーしたり、ヒューヒューする様子)などの呼吸器症状が改善します。また免疫機能が回復して、かぜやインフルエンザなどの感染症にかかりにくくなります。さらに禁煙後1年経つと肺機能が改善し、禁煙2~4年後には虚血性心疾患や脳梗塞のリスクが約1/3減少します。肺がんのリスクが低下するのは禁煙5年後以降と少し時間がかかりますが、禁煙して10~15年経てば様々な病気にかかる危険が非喫煙者のレベルまで近づくがわかっています。
たばこによる家計への損失
県内禁煙外来のある病院
望まない受動喫煙を防ごう!
家ではベランダや空気清浄機の近くで吸ってるし、外出先でも喫煙スペースを利用しているので
誰にも迷惑をかけていない・・・それは実は間違いです。自分で思っている以上に、喫煙による
影響は広範囲におよびます。今一度、自分自身の喫煙シーンを見直してみてください。
「禁煙週間」パネル展を行います
5月31日(金)~6月6日(金)那覇市保健所1階ロビーにて
「世界禁煙デー・禁煙週間」のパネル展示を行います。
来所の際は、ぜひ足を止めてご覧ください。