更新日:2025年6月6日
こちらは那覇市内の医療機関向けのお知らせのページです
平素より、本市保健行政へのご理解、ご協力をいただきありがとうございます
本市における2023年の梅毒患者の届出数は49件で、現在の届出方法になって過去最多でしたが、2024年は33件(男性15件 女性18件)でした
感染症法において梅毒は、5類感染症・全数把握対象疾患に定められ、診断した医師は7日以内に管轄の保健所へ届け出ることが義務とされ、2019年1月より届出様式に、妊娠の有無、直近6ヶ月以内の性風俗産業の従事歴または利用歴の有無等の項目が追加されています
項目の一部について「不明」で届出される場合があり、2024年の本市への届出で「不明」を選択された項目の件数と割合(%)は以下の通りでした
・妊娠の有無 「不明」 (女性18件中3件) 16.7 %
・性風俗産業の従事歴または利用歴の有無「不明」(33件中9件) 27.3 %
・HIV合併の有無「不明」(33件中17件) 51.5 %
「妊娠」の確認は先天梅毒の発生を防ぐために、「性風俗産業の従事歴や利用歴」の確認は感染拡大や再感染を防ぐために、重要な項目ですので記載をお願いします
もしHIV検査を貴院で施行できない場合は、後日の保健所等での検査を当該患者へ提案ください
また項目にはありませんが、再感染を防ぐためにセックスパートナーの診療の必要性も判断いただき、可能な限り記載いただけると幸甚です
下の資料「梅毒発生届の入力のお願い」の内容も確認いただくこと、届出にて「不明」を選択された場合に保健所から確認の連絡をさせていただくことがあること等、梅毒の届出の質向上にご協力いただきますよう、よろしくお願いします
2024年に引き続き、2025年4月1日に公開された政府広報オンライン 梅毒の予防啓発サイトは、患者さんへの説明や理解に役立つと思いますので、リンクをはらせていただきます
那健保総第52号 2024年4月22日作成(PDF:298KB)