病気について(エイズ)

更新日:2019年3月18日

エイズとHIV

HIVはヒト免疫不全ウイルスの略で、免疫細胞に感染し、身体を病気から守っている免疫力を破壊していきます。
HIVに感染すると、免疫力が低下し、本来なら起こらない病気を発症する(日和見感染)ようになってしまいます。このような状態をエイズ(後天性免疫不全症候群)といいます。
HIV感染=エイズとは限りません。現在は、さまざまな治療薬があり、HIVの感染を早期に発見し適切に治療をすることで、エイズ発症を予防したり、エイズの進行を遅らせることができるようになっていて、通常と同じような生活ができます。

日本での発生状況

平成16年以降、年間1000人以上の感染者が報告されています。
平成27年HIV感染・エイズ患者新規報告数は1434人で、HIV感染者が1006人、AIDS患者は428人と感染者の約30%がエイズを発症してから発見されています。
日本国籍の20~30歳代で多く、次いで40歳代が多い。いずれも男性が多く、約90%が性的接触による感染です。その約70%が同性間性的接触による感染です。

沖縄県での発生状況

1987年から2016年11月末までの累計は336名(HIV感染者219名・エイズ患者117名)
沖縄県でのHIV感染者は全国3位、エイズ患者は全国2位と全国的に見ると多い状況にあります

HIV/AIDS年次推移

HIV/AIDS報告数

詳細はこちら沖縄県感染症情報センター(外部サイト)

感染経路

  • 性的接触・・・精液・膣分泌液・血液に含まれるウイルスが性器・口・肛門などの粘膜や
    傷口から侵入し感染します。
  • 血液感染・・・麻薬等の回し打ちにより感染者の血液に含まれるウイルスが注射針を
    介して侵入し感染します。
  • 母子感染・・・HIVに感染している母親の出産時や授乳により赤ちゃんに感染します。
    適切な対処で感染の確率を2%以下に抑えることができます。

 
こんなことでは感染しません
*握手をする、つり革につかまる、同じ浴槽やプールに入る、蚊に刺される、一緒のお鍋をつつく等の行為では感染しません。
 

予防について

Sefer Sexをこころがけましょう。
正しくコンドームを使用することは感染予防に有効です。コンドームは保管方法や使用期限を守って下さい。
ピルは避妊効果はありますが、HIV感染予防効果はありません。

検査について

HIV感染は見た目では分かりません。HIV感染はHIV検査で分かります。
HIVは早期に発見することが大切です。感染について不安がある時は、検査を受けましょう。
 
HIV検査目的で献血はしないで下さい。HIV感染初期の場合、ウイルス量が微量で検査をすり抜ける場合があります。その場合、輸血されて新たなHIV感染を引き起こす恐れがあります。
そもそも献血された血液のHIV検査は、輸血を必要とする方への血液の安全を確保するために行っているものです。献血者のHIV感染の診断をするための検査ではありません。
 
保健所では、匿名・無料でHIV検査を行っています。HIV感染初期には抗体が産生されず、正確な結果が出ない場合がありますので、3か月後にも(抗体獲得後)再度検査を受けることをお勧めします。
 
HIV相談・検査については検査(HIV・性感染症)
 

リンク

WEBでのエイズQ&Aはこちらのリンクをご覧下さい
HIV検査相談マップ http://www.hivkensa.com/whatis/ (外部サイト)
API-Net エイズ予防情報ネット http://api-net.jfap.or.jp/knowledge/index.html(外部サイト)
 

お問い合わせ

健康部 保健総務課

〒902-0076 沖縄県那覇市与儀1丁目3番21号

電話:098-853-7964

ファクス:098-853-7965