6/1~6/7 HIV検査普及週間です
HIVの発生状況

1981年に最初のエイズ症例が報告されて以来、世界中へHIV感染が急激に広がりました。2024年末時点で、HIVとともに生きている人は世界で約4,080万人となっています。
沖縄県でも、後天性免疫不全症候群(HIV感染症を含む)の発生届が毎年10~30件あります。
気になる方は、この機会に検査を受けてみませんか?
検査
HIV感染の有無はHIVの検査を受けることでしかわかりません。HIV感染症は自覚症状のない時期が数年から十数年続きます。気になる方は症状が無くても、検査を受けましょう。
那覇市保健所では、名前や住所を知らせなくても無料で検査を受けることができます。
検査日時や予約方法はこちらからご確認ください。
パネル展示

- 保健所1階 5月25日(月曜日)~6月5日(金曜日)
- 本庁1階 6月8日(月曜日)~6月19日(金曜日)予定
HIVとは
HIV(Human Immunodeficiency Virus)は、ヒト免疫不全ウイルスのことで、免疫細胞に感染し、身体を病気から守っている免疫力を低下させていきます。
AIDS(エイズ)とは
AIDS(Acquired Immunodeficiency Syndrome)は、後天性免疫不全症候群のことで、HIVに感染して免疫力が低下し、決められた様々な疾患を発症した状態を言います。
主な症状
HIVに感染すると数週間後に、インフルエンザに似た症状(発熱・筋肉痛・頭痛など)が現れる場合があります。その後、自覚症状のない時期が通常は数年から十数年続きますが、その間にも病気と闘う免疫力の低下が進行します。
免疫力の低下が進み、免疫が正常に働かなくなると、日和見(ひよりみ)感染症を発症するようになります。日和見感染症とは、本来なら自分の免疫力で抑えられるような肺炎などの病気のことです。
特に、ニューモシスティス肺炎やカポジ肉腫などを発症した場合、エイズと診断されます。
感染経路
HIVは感染力が弱く、日常生活(握手・入浴・缶などの回し飲みなど)ではうつりません。感染経路は、主に下記の三つに限られているため、最新の正しい知識を持って予防対策をとることで、HIV感染のリスクを減らすことができます。
性的接触による感染
HIVに感染すると、HIVは血液や精液・膣分泌液などに多く分泌され、性的接触により相手の性器や肛門、口などの粘膜や傷口を通じて感染します。つまり、膣性交だけでなく、オーラルセックス(口腔性交)やアナルセックス(肛門性交)などでも感染します。これが、最も多い感染経路です。
血液を介しての感染
HIVが混入した血液により感染するケースです。注射器・注射針の使い回しや違法薬物の回し打ち、医療現場における針刺し事故などがリスクとして知られており、感染者の血液がほかの人の血液中に侵入すれば感染する可能性があります。
母子感染
母親がHIVに感染している場合、妊娠中や出産時に子どもに感染するケースや、母乳によって感染するケースがありますが、抗HIV薬を服用したり、母乳を与えないなどの対策で子どもへの感染を抑えることができます。こうした母子感染の予防策が確立しており、日本ではHIV陽性の母親からの赤ちゃんへの感染は非常に少なくなっています。
感染予防
- 不特定多数や見知らぬ相手とは性行為をしないことも予防になります。
- セックスパートナーがいる場合は、一緒に検査を受けましょう。
- コンドームの使用は、避妊だけでなく、性感染症予防にも効果があります。膣性交だけでなくオーラルセックスやアナルセックスのときも相手の精液・膣分泌液とあなたの粘膜(性器や肛門、口腔)が直接接触しないよう、コンドームを適切に使用しましょう。
- 心配な“感染の可能性のある行動”があれば、性感染症の検査を積極的に受けましょう。性的接触が多いなどリスクが高めの人は、1年に1回以上、定期的に検査を受けましょう。
- 気になる症状がある場合は、症状に合わせて内科、泌尿器科、婦人科、感染症科などの医療機関に、早めに受診しましょう。
治療方法
今のところ、体の中にあるHIVを完全に取り除くことはできません。
ただし、現在の抗HIV療法では、体内のHIVの増殖を抑え、免疫力の低下を防ぐことができます。早期に感染を知り、治療を始めることにより、HIVに感染していない人と同じように長く、健康的な社会生活を送ることができるようになりました。
なお、エイズ発症後での治療は、発症前と比べて難しくなるため、より高い治療効果を得るためには、HIV感染を早期に発見し、早期治療につなげることが大変重要です。
HIV治療を受け、血液中のウイルス量が検査で検出できない程度に最低6か月以上継続的に抑えられているHIV陽性者からは、性行為によってHIVが感染することは無い状態をのことです。
毎年、12月1日は「世界エイズデー」です

世界エイズデーは、エイズのまん延防止と差別・偏見の解消を目的に啓発活動が行われます。
HIV感染症の人たちが、周りの理解がなくて差別を受けることもあります。1人1人が感染者等への理解を深め、偏見・差別の撤廃につなげること、自らの健康の問題として意識し行動を変えていくことが重要です。
レッドリボン

アメリカでエイズが社会的な問題となってきた1980年代の終わりごろ、エイズに倒れて死亡した人に対する追悼の気持ちとエイズに苦しむ人々への理解と支援の意思を示すため、“赤いリボン”をシンボルにした運動が始まりました。
レッドリボンは、あなたがエイズに関して偏見をもっていない、エイズとともに生きる人々を差別しないというメッセージです。
関連情報
このページに関するお問い合わせ
那覇市保健所 健康部 保健総務課 感染症グループ
〒902-0076 沖縄県那覇市与儀1丁目3番21号(那覇市保健所)
電話:098-853-7972
ファクス:098-853-7966