令和8年度施政方針 予算編成と主要事業の説明(その2)

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ページ番号1011050  更新日 令和8年2月9日

主要事業の説明(続き)

ヒト・モノ・コトが集い、育ち、ひろがる万国津梁のまち NAHA

ビジネス・リゾートと歴史・文化が融合する観光まちづくり

 MICEの誘致促進に向け、主催者やプランナーとのネットワーク形成に取り組むとともに、那覇開催の魅力を地域一体となって発信するため「那覇MICEブランド」を策定します。

 本市の重要な伝統行事であり、賑わいを創出する那覇三大祭りについて引き続き開催支援を行うほか、外部専門家派遣制度の活用により、那覇市観光協会の安定した財源確保による体制強化を支援します。 

 本市を拠点に実施されているマリンレジャーの魅力や安全性のPR、事業者等への支援検討のため、実態調査を実施し、市内マリンレジャー振興に取り組みます。

 読売巨人軍春季那覇キャンプの継続と更なる観光誘客の促進を図るとともに、市民・県民がスポーツ等に親しむことのできる環境を確保するため、多目的屋内運動場と多目的広場を整備し施設の機能強化及び拡充を行います。

 首里城正殿再建を祝う機運醸成及び首里城公園へ集中する観光客の周遊観光促進を図ることを目的に、観光カードの制作や、沿道等を装飾するシティドレッシングを実施します。

 また、日米対抗ソフトボールの開催に向けて関係機関と連携した取組を実施することで国内外より誘客を図ります。

様々な産業が集い・育ち・ひろがるまちづくり

 市内企業が抱える経営課題に対し、専門家を派遣して課題解決を伴走型で支援します。企業の経営基盤を強化するとともに、競争力や収益力を高めることで、地域経済の活性化に取り組みます。

 那覇市IT創造館について、イノベーションの創出と社会実装を促進し、持続可能で高付加価値な次世代型ICT拠点の構築を目指します。

 泊漁港の将来像構想の実現に向けデジタルツイン技術を活用し、施設配置や動線を視覚的にシミュレーションすることで関係者間の理解を深め、泊漁港エリアの再構築に向けた取組を着実に推進してまいります。

 本市の貴重な水産資源や伝統文化を活用したコンテンツを創出し、地域経済の活性化や水産業の新たな収益化、地域資源の価値向上を図り、本市水産業の持続的な発展へつなげてまいります。

産業を支える市民とその労働環境を整えるまちづくり

 県外の大学等を卒業する若者の転入・定住並びに市内法人への就職を促す奨学金返還支援について、令和9年度からの開始を県外在住の学生等へ周知します。

 市内企業で働く外国人の方が安心して就業できる環境を整えるため、異文化理解の促進や地域の交流イベントの実施を支援し、外国人材の定着と市内経済の持続的発展につなげる取組を実施します。

中心市街地を活かしたまちづくり

 中心市街地の活性化は、「稼ぐ力」に寄与するだけでなく、観光客を引きつける魅力を高めることにもつながります。中心市街地の商業と観光の両面を支えるため、「(仮称)中心市街地商業等振興計画」の策定に引き続き取り組みます。

 観光資源である中心商店街(マチグヮー)の魅力を伝え、周遊を促す新たな取組として、デジタルスタンプラリーの導入や、那覇港に寄港するクルーズ船を対象としたプロモーション、ガイドマップの提供などの事業を展開していきます。

自然環境と都市機能が調和した住みつづけたいまち NAHA

省エネを実践し、資源が循環するまちづくり

 ゼロカーボンシティの実現に向け、公共施設等の省エネ対策として、各施設の照明のLED化を推進します。

 令和8年度は、消防庁舎、総合福祉センター、公民館・図書館、てんぶす那覇などの各施設において器具の取替更新を行い、二酸化炭素排出量の削減に取り組みます。

 また、民生業務部門における取組としては、事業所等が実施する省エネ診断の費用を補助します。

 市民の生活に欠かすことのできないごみ収集業務については、適切な委託料の確保などを通して、今後も安定的かつ継続的に運営してまいります。

自然環境が育まれた那覇らしい亜熱帯庭園都市のまちづくり

 市民の生活環境等を保全するため、継続して大気汚染物質の観測を行うほか、河川や海域の汚濁状況を把握し、監視指導を行います。

 観光都市としてふさわしい道路空間確保のため、引き続き、街路樹の剪定や除草及び花木の植栽整備による亜熱帯庭園都市の景観づくりを推進します。

 誰もが利用しやすいインクルーシブ・ユニバーサルデザインの公園を目指すとともに、災害時においては避難場所として機能する安全安心な公園づくりを推進します。

 また、与儀公園においては、新真和志複合施設と一体的な空間の創造と、公園の再編整備の工事に着手します。

 さらに、公園の機能を高め市民が快適で楽しく過ごせるよう、漫湖公園及び新都心公園に続く、新たなパークPFI事業に取り組みます。

暮らして良し歩いて楽しい快適なまちづくり

 中心市街地、真和志地域、新都心地域の3つの拠点を結ぶ基幹的公共交通としてのLRT導入に向けて、調査や課題対応策の検討を実施し、引き続き、関係機関等との協議を進めてまいります。

 密集住宅市街地の改善については、モデル地区である識名1丁目地内において、「那覇市密集住宅市街地モデル地区整備計画案」の作成に向け、状況調査や地域との意見交換等に取り組みます。

 「那覇市空家等対策計画」については、実態調査の結果などを踏まえ、計画の見直しを行います。

 また、管理不全な空家等の所有者に対し、必要な助言・指導により自主的な管理等を促すほか、要件に即した除却費用の一部補助を行います。

 危険な盛土等を規制するため、規制区域を指定するとともに、既存盛土については、昨年に引き続き現地調査等を行い、安全性の把握に向けて取り組みます。

 崖崩れに対する防災を目的とした民間の対策工事等に対して、必要となる費用の一部を補助します。

 居住機能の再生推進に向けて、引き続き、石嶺・大名・宇栄原・真地の各市営住宅建替事業を推進します。

 人と動物との共生社会の実現を目指して、「なはねこサポーター制度」を推進するほか、市で収容された犬猫の譲渡を促進し殺処分数の減少を図るため、譲渡ボランティアが市から譲り受けた犬猫の県外等への輸送費の一部を、新たに補助します。

災害に強い都市基盤の整備で安全安心のまちづくり

 石嶺線や真和志線等の都市計画道路及び久茂地9号や泊中央線等の道路において、安全で快適な歩行空間の確保や無電柱化、バリアフリー化等の整備を推進します。

 安全安心な交通基盤を維持し、災害に強いまちづくりを図るため、老朽化した橋梁の予防保全型修繕を計画的に進めてまいります。

 また、水道水の安定供給と災害に備え、引き続き市内一円の基幹管路の耐震化等を推進します。

 さらに、公共下水道による生活環境の改善及び浸水被害の軽減を図るため、継続して汚水施設や雨水施設の整備、改築、及び重要幹線等の耐震化を推進します。

那覇の魅力と特性を活かした土地利用を進めるまちづくり

 市域の特性を活かしつつコンパクトなまちづくりを促進するため、生活サービス機能や居住の誘導と、公共交通ネットワークの形成を連携させて取り組む「那覇市立地適正化計画」の改定を行います。

 那覇軍港の跡地利用については、そのポテンシャルを活かしたまちづくりに向けて、地主会と協働するとともに、「GW2050 PROJECTS 推進協議会」などの関係機関との連携も深め、跡地利用計画策定に向けた取組を進めてまいります。

市民との信頼を深め、効率的で効果的な行財政運営を行う

市民との信頼を深める職員の育成と組織づくり

 全庁的な業務効率化等の事例として、救急搬送支援システム・粗大ごみ等受付処理システム・Web口座振替受付サービス・公立こども園における延長保育等の利用料徴収キャッシュレス化など、幅広い分野においてDXの取組が進められています。その取組を継続させるため、庁内のデジタル人材育成を促進します。

 定型的な業務について、AIやRPA、チャットボット等を活用して業務効率化を図り、生み出された時間を更なる市民サービスの向上につなげます。また、進展目覚ましい生成AIを有効的に活用し、さらなる業務効率化を推進します。

 国の方針に基づく基幹系業務システムの標準化を確実に進め、業務の効率化・迅速化を図り、市民の利便性を高め行政サービスの向上を図ります。

 住民異動受付においてガバメントクラウド版異動受付支援システムの導入により、「書かない窓口」を推進し、市民の利便性及び職員の負担軽減を図り、事務処理を効率化します。

効率的で効果的な行財政運営を行う

 利用者が多い住民票などの窓口において、高齢者や聴覚に障がいのある方、外国人の方が安心して相談ができるよう、音声の即時認識と多言語翻訳、リアルタイム字幕表示が可能なシステムを導入し、適切な支援と円滑なコミュニケーションを実現して市民サービスの向上を図ります。

 国民年金及びマイナンバー窓口における混雑や長い待ち時間を解消し、来庁者数の平準化を図るため、窓口予約発券システムを導入し、市民満足度の高い行政サービスの提供を目指します。

 統一的な基準による地方公会計における財務書類等の作成を委託することにより、データを活用した財政分析に注力し、本市の健全な財政運営を推進します。

 支所や公民館・図書館等の施設を集約した新真和志複合施設は地域のコミュニティ活動の拠点となり、敷地の一部に整備される民間施設と共に賑わいと交流の創出を目指して、令和8年度に着工し、令和10年度の供用開始に向けて事業を推進してまいります。

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結びに

 市政運営にかける私の思い、令和8年度の予算案や主要事業の概要などについて説明いたしました。

 最後に、もう一言、私の思いを添えたいと思います。

未来を拓く、なは☆ひとづくり、まちづくり、ゆめづくり

 去る12月、沖縄尚学高等学校野球部の部員一人ひとりへ青少年特別賞のメダルを授与いたしました。甲子園優勝は、グラウンドに立った選手はもちろん、ベンチで声を枯らし、スタンドから声援を送った部員全員が一丸となって力を尽くした成果であることから、チームへの表彰に加え、それぞれの栄誉を讃えるために実施したものでございます。授与式の際、「全員で戦ってとった優勝だとあらためて実感できた。そういったことを分かってもらえて嬉しい」との感想を聞き、はにかみながらもメダルに刻まれた自身の名前に誇らしさを感じている姿を見た時には、感慨無量でございました。この経験が、部員それぞれの未来を照らす灯りになることを願っております。

 私は、これまでの行政経験の中で、個人の持つ情熱、知恵、そして努力が結集された時、想像をはるかに超える大きな力が生まれることを、身をもって体験してまいりました。「未来を拓く、なは☆ひとづくり、まちづくり、ゆめづくり」という言葉は、それらの体験から生まれたものであり、まちづくりにおいて、個人を大事にしたいという想いが込められております。

 本市の未来が、「人々が笑顔にあふれ、支え合い、安心して生活を送り、誰もがそれぞれの夢を描ける魅力的なまち」であるためには、まちづくりの様々な場面で、舞台に立つ方はもちろん、その舞台を作り、支える方々が必要でございます。そして、そのすべての方が輝ける那覇市を実現したいと考えております。

 また、それぞれが持ち場で活躍する力を結集するためには、夢を共有することが重要であることから、常にまちづくりの「夢」を掲げ、旗振り役として皆様と前進してまいります。一人ひとりの日々の暮らし、仕事、地域活動、そして希望を原動力に、なはの輝かしい未来を拓くために全力を尽くしてまいります。

 市民の皆様、並びに議員各位におかれましては、ご理解とご協力を心よりお願い申し上げ、令和8年度施政方針の結びとさせていただきます。

 いっぺーにふぇーでーびる。

 令和8年2月9日

那覇市長 知念 覚

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