地勢と地質

更新日:2019年3月18日

地勢と地質

那覇市の地勢や地質について

那覇市の地勢

本市は、西方に東シナ海を擁し南北及び東の三方は、他の市町村と隣接しています。
地形は、旧市内を中心とする中央部においてほぼ平坦をなし、これを取り巻くように周辺部には小高い丘陵地帯が展開しています。また、市内を東から西に国場川と安里川が流れ、前者は那覇ふ頭、後者は泊ふ頭を経て東シナ海に注いでいます。

那覇市の地質

地質構造は、全体として北側に単純傾斜構造をなしていますが、真和志中央部においては、盆状構造の断面に似た地質が見られ、首里地区ではドーム型地質構造をなす地域も見受けられます。
また、市内にはいくつかの断層があり、その主なものに首里断層があり、泊、大道、首里の南側、南風原町新川を経て与那原を結ぶ線があります。
さらにこれから分岐して、大道、首里、西原を結ぶ線も断層となっています。
地質は大別して第三紀中新世の島尻層、第三紀新世から第四紀洪積世にかけて琉球石灰岩及び沖積世の隆起珊瑚礁からなっていますが、旧市内においては海浜堆積物からなるところもあります。
その分布状況は、旧市街地及び首里から天久、安謝における一帯並びに識名あたりで琉球石灰岩が露出し、その他の地域の地表面は島尻層からなっています。