更新日:2022年11月9日
浄水場 (那覇市に浄水施設はありません)
以前は那覇市も浄水場を持っていましたが、水源の水質悪化や取水量の低下から原水の確保が難しくなり、昭和63年に泊浄水場を閉鎖しました。
現在は沖縄県企業局が浄水した水道水を受水して市民の皆様へ供給しています。
送配水管
皆さんの手元に水道水を送る水道管も大切な施設です。
水道管は市内全域に主に道路沿いに網の目のように布設されていて、市内のどこでも水道水を供給できるようになっています。
その長さは、総延長805,637m(平成18年度末現在)になります。これは、那覇から九州本土へ届く長さです。
配水池
7カ所(8池)
- 赤嶺配水池
- 上識名配水池
- 豊見城配水池
- 新川配水池
- 真地配水池
- 安里配水池
- 泊配水池
配水池は、水道の水を一時的に貯めるところで、勢いよく水が出るように高い場所にあります。
災害時には、弁を閉じて配水池に貯めた水を緊急用水(主に飲料水など)として使用します。
ポンプ場
3カ所(11台のポンプが使われています。)
- 石嶺ポンプ場
- 豊見城ポンプ場
- 垣花ポンプ場
水は高いところには自然に上がらないので、ポンプで水を押し上げて高い土地にある配水池に水を送ります。
↑ポンプ場内部
水質試験室
1日1回以上行う検査として法令で定められた色、濁り、消毒の残留効果(残留塩素)等の検査をしています。
↑水質試験室内部
上水道監視室
那覇市の水道施設全体が、監視できるようになっています。
監視室と各配水池、ポンプ場との間は電話回線で繋がっています。
そのため、各配水池の水量やポンプ場の運転状況等を確認したり、その況を記録する事などができます。
異常があればその現場に行って直したりもします。24時間、職員が三交代で勤務しており、いざという場合に備えています。以前は、それぞれの配水池やポンプ場に職員がいましたが、今では監視室で全部の施設を見張ることができるので少ない職員で済むようになりました。
又、監視室ではコンピュータによって一ヶ所で集中して水の流れを監視しているので、急に事故などがあってもすばやく対応できるようになり、安定して公平に水道の水を流すことができるようになりました。
将来は、この監視室で漏水を発見できるようにし、その部分の水の流れを止めたりできるようにすることが目標です。
↑上下水道監視室内部