エムポックス

Xでポスト
フェイスブックでシェア
ラインでシェア

ページ番号1007033  更新日 令和8年5月21日

エムポックスとは

エムポックスの推移

エムポックスは、1970年にザイール(現在のコンゴ民主共和国)でヒトへの感染が確認された、オルソポックスウイルス属のエムポックスウイルスによる感染症で、中央アフリカから西アフリカにかけて流行しています。
国内では、感染症法上の4類感染症に指定されており、2022年7月に1例目の患者が確認され、現在でも散発的な患者の発生が報告されています。

主な症状

潜伏期間は通常6~13日(最大5~21日)とされています。
発熱、頭痛、リンパ節腫脹などの症状が0~5日程度持続し、発熱1~3日後に発疹があらわれます。皮疹は顔面や四肢に多く出現し、徐々に隆起して水疱、膿疱、痂皮となります。多くの場合2~4週間持続し、自然軽快しますが、小児や曝露の程度、患者の健康状態、合併症などにより重症化することがあります。皮膚の二次感染、気管支肺炎、敗血症、脳炎、角膜炎などの合併症を起こすことがあります。
手のひらや足のうらにも各皮疹が出現することなどが、水痘との鑑別に有用とされます。

※2022年5月以降の欧米を中心とした流行では、以下のような、従来の報告とは異なる臨床徴候が指摘されています。

  • 発熱やリンパ節腫脹などの前駆症状が見られない場合があること
  • 病変が局所(会陰部、肛門周囲や口腔など)に集中しており、全身性の発疹が見られない場合があること
  • 異なる段階の皮疹が同時に見られる場合があること
写真:エムポックスでみられる皮疹
エムポックスでみられる皮疹(UK HSA. 2022)

感染経路

アフリカに生息するリス等のげっ歯類をはじめ、サルやウサギ等ウイルスを保有する動物との接触により感染する可能性があります。
また、感染した人や動物の皮膚の病変・体液・血液との接触(性的接触を含む)、患者との接近した対面での飛沫への長時間暴露、患者が使用した寝具等の接触により感染の可能性があります。
空気感染を起こした事例は確認されていません。

治療方法

症状に応じた治療が行われ、国内では抗ウイルス薬のテコビリマットが薬事承認され、特定臨床研究が実施されています。

予防と対策

エムポックスに感染している方や感染が疑われる方とは、接触を避けるようにしてください。
エムポックスが常在する国や地域に渡航する場合、現地では野生動物、特にげっ歯類との接触を避けてください。加熱が十分でない動物の肉を食べることも、避けてください。
天然痘ワクチンによって約85%発症予防効果があるとされています。

エムポックスを疑う症状が現れた方へ

エムポックスを疑う症状を認めた場合には、人や動物との接触をできる限り控え、最寄りの医療機関へご相談ください。

医療機関を受診する際には、マスクの着用や発疹がある部位をガーゼなどでおおう等の対策をした上で受診してください。また、受診の際には、周囲の方へ感染を拡げないよう、できる限り公共交通機関の利用を避けてください。

関連リンク

このページに関するお問い合わせ

那覇市保健所 健康部 保健総務課 感染症グループ
〒902-0076 沖縄県那覇市与儀1丁目3番21号(那覇市保健所)
電話:098-853-7972
ファクス:098-853-7966