那覇市応急手当普及員について

応急手当普及員とは、主として事業所又は防災組織等において、当該事業所の従業員又は防災組織等の構成員に対して行う普通救命講習及び救命入門コースの指導に従事する方（インストラクター）をいいます。
例えば、以下の場所で講習会を開催できます。

1. 自分が働いている職場（事業所・学校）
2. 自分が所属している自主防災組織や自治会

※那覇市消防局では、原則、専門学校の出前講習を、授業として行う場合はお断りしております。（無料のため）
専門学校（授業料を頂いている学校）職員の皆さんには、「応急手当普及員」を取得していただき、職員自ら講習を開催して頂くことをお勧めしています。（カード発行可能）

応急手当講習に基づいた講習を開催し、心肺蘇生法やAEDの取扱い方法、異物除去（窒息）、止血法などを指導することができます。講習終了後、消防局に申請することで「普通救命講習修了証」や「救命入門コース参加証」を交付することができます。

• 基本的な講習になります。
• 受講対象：中学生以上

• AEDを一定頻度使用するような方や想定される従業員の方にお勧めです。（保安職）
• 受講対象：中学生以上

• 保育士や教員、小児の保護者にお勧めです。
• 受講対象：中学生以上

• 時間的な制約や年齢などで従来の講習受講が難しい方にお勧めです。
• 受講対象：概ね10歳以上

消防局が行う普通救命講習で、出前講座について下記は対応していません。しかし、応急手当普及員なら可能です。

1. 休日（土日祝日）の講習（消防局×、応急手当普及員〇）
2. 夜間17時以降の講習（消防局×、応急手当普及員〇）
3. 少人数（2～3人）の講習（消防局△、応急手当普及員〇）

※普通救命定期講習で、夜間行う場合もあります。（年数回）
※救命入門コースは、夜間・休日対応する場合があります。（調整必要）

応急手当普及員の資格を取得し、救命講習を行うにあたり、訓練人形の貸し出しや、消防隊員の派遣などをサポートできるようにしています。
サポート内容は次のとおりです。

1. 心肺蘇生法用訓練人形貸し出し（成人、小児、乳児）
2. AEDトレーナー貸し出し
3. 講習用DVD貸し出し（心肺蘇生法、AED、気道異物除去など）
4. その他応急手当パワーポイント資料CD貸し出し
5. 単独で講習が行えるまで、消防職員を派遣しヘルプします。
6. 消防局が行う定期講習に参加していただき、一緒に練習の機会を与えます。

• これらの貸し出しは、応急手当普及員の方のみ可能です。
• 貸し出しを受ける場合は、講習開催予定2週間前までに予約をお願いします。
• 受け取り・返却は、消防局で行います。
• 貸し出し条件として、那覇市内で開催する講習に限ります。
• 貸し出し物品には、限りがありますので、貸し出しできない場合があります。

応急手当普及員の有効期限は3年間です。有効期限が切れる前に応急手当普及員再講習（3時間）の受講が必要です。応急手当普及員再講習の日程は、ホームページで確認するか直接救急課までお電話でお問合せください。（救急課電話：867-1199）

Q1：応急手当普及員講習を受講するためには、普通救命講習又は上級救命講習を受講していなければなりませんか？
A1：事前に救命講習を受講しなくても普及員講習は受講できますが、事前に救命講習を受講しておくことを推奨します。

Q2：応急手当普及員の資格を取得した場合、いつでもどこでもだれにでも講習を開催できますか？
A2：講習を開催する場合、事前に消防と調整してください。資機材借用予約や普及員の技量を確認するため消防職員を派遣する場合があります。また、開催できる場所は那覇市内とし、受講者は、普及員が所属している事業所の従業員や防災組織等の構成員で、那覇市在住・在勤者に限ります。