更新日:2020年3月4日
水道工事の目的
配水管布設の意義
- 古い水道管の内部には錆こぶ等があり水の流れをせき止めるなど家庭への給水の妨げになる。
- 水道管の口径を増径して家庭給水の増圧を計る。
- 復帰年度(昭和47年)以前の水道管は耐久性、耐震性に乏しく、冬になると寒さの為に漏水等が多い為、水道局は耐久性、耐震性に優れた水道管を布設している。
- 水道タンクは将来の人口増加を見越して建設する。
水道工事の施工手順
- 本管を布設する前にポリエチレン管(口径50ミリ)で家庭への仮設給水を行う。(工事範囲の家庭は断水を伴う)
- 道路にカッターにて切込みを入れアスファルト路盤をはがす。
- 管を布設する為の穴を掘り底をならして新しい管を布設する。
- 管布設後、管を保護する為の砂を入れその上に土をかぶせる。
- 土を締め固めた後、仮の舗装をして締め固める。
- 布設した管が漏水していないか確認の為水圧をかけて試験する。
- 水圧試験後、既設管と新設管の連結工事を行う(工事範囲の家庭は断水を伴う)
- 全連絡工事終了後、本舗装をして完了検査を受ける。
- 完了検査合格後、後片付けをして全工事終了である。
※掘削幅、掘削深は布設する水道管の口径により異なる。
水道管布設までの道のり
1. まず先立つもの、お金がなければできません。
資金の内訳
- 水道料金による収入
- 国庫補助金
2. どこに水道管を布設するか仮決めします
以下をいろいろと勘案して判断します
- 漏水が多いところ
- 今入っている水道管が古いところ
- 水道管が入っていないところ
- 水の流れがもっとよくできるところ
- 水道管の布設ができないところ
3. 水道管の布設場所を決定します
いろんな所と相談して本決まりにします。
- 水道局内部
- 道路管理者
4. 設計図を書きます
以下の点に気をつけて設計します。
- 水道事業変更認可申請に基づいて口径を決定します。
- 占用物件が交錯していない場所を探す
5. 他の占有者に照会します。
下水道・ガス・電気・NTTなどに工事内容を知らせます。
6. 設計書を作ります。
要するに工事金額をはじくことです
7. 工事の発注
工事を入札形式で発注します。