(7月9日)新型コロナウイルスワクチンの廃棄について

更新日:2021年7月9日

新型コロナウイルスワクチンの廃棄について

本日は、新型コロナウイルスワクチンの廃棄について、市民の皆様にお知らせいたします。

本市では、11の集団接種会場におきまして、新型コロナウイルスワクチンの接種を実施しております。このうち松山の那覇市津波避難ビル3階の集団接種会場におきまして、7月7日(水曜日)ワクチンの配達に手違いがあったため130バイアル、780回分のワクチンを廃棄せざるを得なくなりました。市民の皆様に深くお詫び申し上げます。


廃棄に至る経緯について申し上げます。

当日同会場には、翌日以降の補充のためワクチンが配達されることとなっておりましたが、同じビルの別の階に午前11時頃配達が行われました。

一方、3階の集団接種会場の会場管理者としては、届くはずのワクチンが届かないため、那覇市保健所の新型コロナウイルスワクチン接種推進室に問い合わせを行っております。これを受けて同推進室から配送業者へ事実関係を問い合わせ、配達済みであることを確認しておりますが、配達先が3階ではなく、別の階であったことまでは把握できませんでした。

16時頃、ワクチンが別の階に配達されていたことが明らかとなりましたが、午前8時50分の配送開始時刻から約7時間が経過しておりました。

当該ワクチンはファイザー社製でありましたので、ファイザー社にワクチンの有効性について問い合わせたところ、配送に際して使用した保冷バッグ内の温度が摂氏8度以下に保たれていたのであれば有効性に問題はないが、8度以下に保たれていたとの確証がない以上、保証できないとのことでした。したがいまして、本市といたしましては、安全性を最優先に考慮し、この130バイアル、780回分のワクチンを廃棄することといたしました。

今後の対策といたしましては、まず、配送業者との間で配達先の再確認を行うとともに、各集団接種会場の会場管理者がワクチンの配達を受けやすい時間帯に配達時刻を調整するなど、各会場の運営スケジュールに合わせてワクチンの配送スケジュールの見直しを行い、配送業者と調整を行います。また、本市側の対策としましても、配送スケジュールの情報を庁内システムに掲載し、各会場管理者への周知徹底を図るとともに、配送スケジュールの配達予定時刻経過後に、新型コロナウイルスワクチン接種推進室の方から、各会場管理者に連絡を入れ、配送スケジュールどおりに配達されたかどうかを確認することといたします。

新型コロナウイルス感染症対策の最大の切り札とされる貴重なワクチンを大量に廃棄することとなってしまい、市民、県民の皆様には大変申し訳なく、ここに深くお詫び申し上げます。二度とこのような事態を招かぬよう、先ほど申し上げた対策に鋭意努めてまいりますので、今後とも本市の新型コロナウイルスワクチン接種事業にご理解を賜りますようよろしくお願い申し上げます。

この度は、本当に、申し訳ございませんでした。

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