更新日:2020年3月4日
平成21年8月に判明いたしました下水道使用料の誤徴収問題を契機に、平成22年4月1日付け局内に「那覇市下水道使用料誤徴収問題検討委員会」を設置し、本市が徴収する下水道使用料の誤徴収又は徴収漏れ(以下、「誤徴収等」という。)に関し、発生原因、再発防止策の検討及び下水道接続の実態調査を実施したところであります。
この度、市内全域における下水道使用現場実態調査を終了いたしましたので、その調査結果についてご報告致します。
1.現場実態調査結果
現場実態調査により以下のとおり未徴収及び誤徴収を確認した。
(1)未徴収について
未徴収が確認された件数は29件である。
【未徴収の内容】
(1)公共下水道供用開始区域において浄化槽から下水道へ切替えたにも関らず、届出がなかったケース
(2)公共下水道使用開始届が提出されているにも関らず、下水道使用料が未徴収となっていたケース
(3)水道メーターを分岐した際に、新たな水道使用者に対し下水道使用料が未徴収となっていたケース
に分けられる。
件数の内訳は次のとおりである。
(1)無断接続 20件
(2)開始届提出済確認不備 5件
(3)メーター分岐確認不備 4件
合計 29件
これらの未徴収が生じた原因については、(1)の無断で下水道に接続したケースを除き、下水道使用開始時における局側の人為的なミスにより生じたものと考えられる。
(2)誤徴収について
誤徴収として確認された件数は14件である。
【誤徴収の内容】
(1)浄化槽が備えられ下水道未接続であるケース
(2)雑排水が直接側溝等に排出されているケース
に分けられる。
件数の内訳は次のとおりである。
(1)浄化槽有り 7件
(2)側溝等へ排出(雑排水) 7件
合計 14件
誤徴収が生じた原因については、発生時期がかなり前に遡ることもあって、正確な原因については特定できなかった。
5.まとめ
以上、ご報告申し上げましたが、公共下水道使用料の誤徴収という重大な問題を起こしたことに市民の皆様並びに関係者の方々にご迷惑をおかけしましたことをあらためて深くお詫び申し上げます。
今回の実態調査により確認しました誤徴収等につきましては、早急に還付又は請求処理を行ってまいります。
今後、職員一人ひとりが公共下水道事業の運営という市民からの大きな負託を自覚し、その責任の大きさを日々認識しつつ職務に努めていく所存です。