ごあいさつ

ハイサイ　グスーヨー　チュー　ウガナビラ

はじめに、年始に発生した災害や事故で犠牲になられた方々へのお悔やみと、被災された皆様へのお見舞いを申し上げます。

被災地の一日も早い復興を心よりお祈りするとともに、市議会としても被災地への支援や本市の防災対策についてさらに議論し、市当局や関係各所へ提案してまいります。

さて、昨年を振り返りますと、新型コロナウイルス感染症が5類に移行し、本市の3大まつりをはじめとする各種イベントが久しぶりに開催され、停滞していた人々の交流や、社会経済活動が再開しはじめました。第一牧志公設市場のリニューアルオープンや首里城再建工事の本格化、FIBAバスケットボール ワールドカップの沖縄開催など、まちのにぎわいづくりに大きく寄与する明るい話題が多くあったことは大変喜ばしく、本年も引き続き順調に、経済の回復と成長を期待するものであります。

一方、緊迫した国際情勢等に起因する原油高、物価高騰により、市民の暮らしや企業の経営も大きく影響を受けていることから、これらの対策にも引き続き力を入れていかなくてはなりません。

二元代表制の一翼を担う市議会として、那覇市が果たすべき役割についてしっかりと議論し、そしてまた提案をしてまいりたいと思います。

そして、私たち市議会自身も変わっていかなければならないということは言うまでもありません。これまでも平成24年に制定した議会基本条例のもと、オンラインによる会議参加を可能とするための規定の整備や沖縄大学との包括連携協力協定の締結など、継続的に議会改革に取り組んで参りました。

そのような中、前議長が収賄容疑で逮捕・起訴されるという前代未聞の事件が起こりました。誠に遺憾であり、市民の皆様に大変なご心配とご迷惑をおかけしたことを、深くお詫び申し上げます。

今回の事件は看過できるものではなく、二度とこのような不祥事を起こさせないという決意で「議員逮捕の不祥事に関する検証・再発防止会議」を設置し、再発防止策の確立などに全力で取り組んでいるところでございます。

市民の皆様からの信頼を回復するためにも、公正で開かれた議会を目指し、良心と責任感、高い倫理性を持って、一丸となって取り組んでまいりますので、今後ともご指導ご鞭撻のほどよろしくお願いいたします。

結びに、市民の皆様におかれましては、本年も実り多いすばらしい年となりますよう心からお祈り申し上げ、年頭の挨拶といたします。

イッペー　ニフェー　デービル